【暗殺教室】烏間の同僚は若返った【男主】 (ページ19)

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十六時間目ページ19

「連れに招集かけといた。記念撮影の準備もな。ここなら騒いでもだぁれも来ねぇ。」

Aは思う。
あ、やべっ縄外れちゃった。

「これさ、お前だろ？東京のゲーセン」

男の手の携帯には神崎の派手な格好をした
姿が映っていた。

「これから夜まで、台無しの先生が何から何まで教えてやるよ。」

「顔近い、顔悪い、あとなんか喋り方嫌い
はい。スリーアウトチェンジ」

「あ？なんだおめぇ。女にしてはちょいと
声が低いな。」

「いや、俺女じゃないし。」

「お前、男になりきってんのか？」

「そう言うのも悪くねぇな。」

なんだこいつ。
そう思っていると、次第に男達は別の場所へ移動した。

「神崎さんも、あぁ言う時期あったんだね。」

「うん。うちは父が厳しくてね。
良い学歴、良い肩書きばかり求めてくるの。
そんな生活から離れたくて格好も変えて遊んでたの。馬鹿だよね。遊んだ結果得た肩書きはエンドのE組…もう自分の居場所がわからないよ。」

「居場所ならここにある。E組は神崎さんのこと
みんな知ってる。肩書きがある神崎さんじゃなく
いつも笑ってる神崎さんを。」

「…Aくん。」

「それと、ものすごく恥ずかしい事言った。忘れて」

「うふふっ…」

「俺らと仲間になりゃいいんだよ。エリート打ってる奴らを台無しにしてよぉ…俺らそう言う遊び沢山してきたからよぉ」

「…さいってー」

そう茅野がいった瞬間、男から笑が消える。

「茅野！」

男はAの首元を締め上げ足がつかない
くらいに上げる。

「Aくん！」

「何エリート気取りで見下してんだ？
お前もすぐ同じレベルまで落としてやんよ！」

そして、ソファの上へと叩き下ろす。

「ゲホッ…ゲホッゲホッ…」

「いいか？宿舎に行ったらすずしいかおでこう言え。楽しくカラオケしてただけですってな。」

「誰かお前らなんかと遊ぶか。
成績落ちるし。」

「そう言う真面目なのが一番イラつくんだよ！」

Aが、手の縄を解き体制を作ろうとした時
ドアの開く音がした。

「来たか…うちの撮影スタッフがご到着だぜ。
……なっ！？」

だが、出てきたのは不良ではなく
同じ班のメンバーだった。

「修学旅行のしおり1243ページ。
班員が何者かに拉致られた時の対処法。
犯人の手がかりがない場合、先ず会話の内容から地元のものでそうでないかを判断しましょう。」