【暗殺教室】烏間の同僚は若返った【男主】 (ページ13)

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十時間目ページ13

「お前だろ。俺の女にて出したヤツ」

「は？誰のことだがさっぱりわからないんだけど」

集会後、一人の男が話しかけてきた。

「集会の時、あいつがE組のお前にも関わらず
プリントを差し出してたろ？」

「だからなんだよ？俺別に見せてなんて言ってないし。」

ダァンッという大きな音とともに
近くのゴミ箱が蹴り倒される。

「そう言う態度をE組がとるんじゃねぇよ。
殺すぞ？」

「殺す殺すって、そう言えば自分の方が上だと再確認させたつもりか？」

「はははっ！だってそうだろ？お前自分がE組にいることがどう言うことだがわかってんのか？終わりなんだよ！お前らエンドのE組は文字通りな！」

「…組は、終わってなんかいない。
俺達が終わるのはお前らに負けた時だ。
勉強じゃない、人間としてだ。」

「はっ、もう負けてんだろ？
現に俺はお前より強い…！」

男はAに殴り掛かる。
だがそれは簡単によけられる。

「もっと腰に力を入れろ、それと
その腕の振り方は最悪！」

Aはそう言うと、男へ向けて
拳を向ける。顔にあたる寸前で止める。

「なっ…は？」

男はそれだけで、その場にへたり込む。

「ふんっ。俺もう行かなきゃいけないから。
あと、お前の女に手なんかださない！
E組の方が可愛い子沢山いるし。
それと！年上には敬語！」

Aはそう言って山の方へ走り去る。

「…年上って、同学年だろうが。」

男はまだ、唖然としていた。

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「A」

「惟臣、ちょうど良かった。
俺のこと背負う気にならない？」

そう言うAは、声色こそいつも通りだが
帰り道の電柱に一人寄りかかっていた。

「やはり、熱があったんだな。」

「あるって言ってもまだ微熱程度だったし
学校来ちゃったけど、やっぱ無理だった」

「…はぁ。」

「そのため息は、OKサインだよな。
うん。よし」

Aは、烏間の背中に飛び乗る。

「今日、他の生徒に殴られそうになっていたな。」

「最近の子供は全然だめ！あんなの目つぶってたってよけられるぞ。」

「それはどうだろうな。…あの時のお前は
部下を指導する顔になっていたぞ。」

「え、そんな顔してた？」

「あぁ。」

「…惟臣俺のことよく見てるな。
俺もこれから惟臣しか見ない」

「なんでそうなる。」

その後、帰宅して寝たAを振り落とす
烏間がいたとか。