無個性。【ハイキュー!!】 (ページ5)

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家柄ページ5

『ただいま。』

声は返ってこないけれど、父の靴がある。

珍しい。この時間にいるなんて。

リビング扉を開けると、父が椅子に座っていた。

父「おかえり。」

父はニコッと笑って返してきた。

父はいつも夜中に家に帰ってきて、すぐに家から出ていってしまう。

父はとても良い人だ。私には母がいない。父と母は離婚したのだ。

母は酷い人だった。父がいない時は私にすぐ暴力を振るったり、怒鳴りつけて、

男遊びまでし始めた。でも父が帰ってくると、すぐに態度を変え、いかにも幸せそうな家族

というものを演じ始める。

私はその日々に耐えられなくなり、父に報告した。

その一週間後、父と母は離婚したのだ。

私は関西から東京へ引っ越した。確か小学2年生の時だったような気がした。

父はそれから、私がやっていたバレーのために、バレー選手を引退し、寝る間も

惜しんで働いた。全てを私のバレーのために費やしてくれた。

「お前には、バレーの道を進んでほしい。バレーで活躍して、父さんを

ビックリさせてくれよな。期待してるぞ。」

と、言われたのを、鮮明に覚えている。

『……父さん。』

父「何だ？」

『ありがとう。』

私は照れくさくなって、リビングを出た。

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作者です。

今回は夢主ちゃんの過去を描きたくて……

あと、夢主ちゃんは元々関西人なんです！！

だから全話で関西弁が出たんですよ。

あ、全然関係ない話なんですか……

作者はリエーフ推しです！！！

……はい、全く関係ない話です。

なので、語りたい人、語りましょ！！っていうだけです。