世界を歩く【HUNTER×HUNTER】

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sideシャルナーク



探しても探しても写真の彼女は見つからない。


半ば諦めかけていた時、散歩に出掛けたフェイタンが何かを抱えて帰ってきた。



…………人、抱えてる？


それを見つけたフィンクスはフェイタンに近寄る。


「おい、フェイ。それ誰だ」


だがフェイタンはスルー。


綺麗にスルー。



スタスタと団長の前まで歩いて行き、その人を降ろす。


髪が顔にかかってて今まで顔が見えなかったが、地面に降ろされたことにより視界が開けた。


その顔を見て驚く。



「団長、見つけたね」




フェイタンは団長の前に連れて来た人をすっと差し出す。

そしてすっと目を細めて誇らしげに笑った。




フェイタンが連れてきたのは、写真の彼女。



俺は慌てて団長たちの所へ駆け寄った。




「フェイタン、よくやった」


「公園にいたよ。鳩と戯れてた所さらて(攫って)来たね」


「そうか」



フェイタンと団長が話を進める中、連れて来られた彼女は訳がわからないと言う顔をして二人を交互に見ている。


もしや、俺たちの事覚えてない…？

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