世界を歩く【HUNTER×HUNTER】

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NOside


あれから数日がたった日。


フェイタンは気晴らしのため、街を歩いていた。

一向に写真の女が見つかる気配もなく、自分が速さで負けたことに苛立ちがつのっていったのだ。



ちょうど公園へと足を踏み入れた時、一つのベンチの周りにに大量の鳩が集まっているのに気づく。


そのベンチには１人の女性がいて、どうやら鳩に餌をあげているみたいだ。



「(それにしても鳩いすぎね。あれいたい(一体)何羽いるか)」



あまりにも多すぎる鳩の群れ。

少し興味が湧き目で数を数えていると、ふとある事に気づく。




「(あの女……どこかで…)」



位置的に後ろ姿しか見えていないが、どこか見覚えのある姿。

明るい茶色のウェーブがかかった髪の毛。


そこでふと写真の女を思い出す。


「(まさか…)」



確かめなくてはと思い、ベンチに近づき女の顔が見える位置に立つ。


その顔は、やはり自分たちが探していた女と一緒だった。



フェイタンはもう一度自分の携帯の写真と女の顔を見比べ、この女だと分かるとすぐ行動に移した。

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