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side貴方
イルミの家の前には、眼鏡をかけた使用人らしき人が扉の前に立っていた。
「イルミ様、おかえりなさいませ。
…………そちらの女性は？」
「彼女」
「へ⁉ち、違います…！友達です！
イ、イルミ冗談言わないの…‼」
急に変な冗談を言ったイルミに、少し顔を赤らめながらも反論する。
イルミは真顔で冗談を言えるから怖いよ…。
全く悪いと思っていないイルミに呆れながら、ぽかーんとしてしまっている使用人さんを見る。
「あ、あの。
イルミの友達の、Aと申します。
い、いきなりお家にお邪魔してすみません…！」
「あ、いえ、ご丁寧にありがとうございます。
私は執事のゴトーと申します」
よろしくお願いしますと笑うゴトーさんに、ほっと胸を撫で下ろす。
良かった、誤解はされてないみたいだね。
「行くよ、A」
「あっ、うん！ゴトーさん、驚かせてしまってすみませんでした…！」
ぺこっと頭を下げてから慌ててイルミの後を追う。
こんな大きな家でイルミを見失ったら迷子確定だ…。
しばらく二人で廊下を歩いていると、前から西洋風のドレスを着た女性が近づいてきた。
「イル、そちらの方は？」
「彼女」
「ちょ、ちょっとイルミまた…‼」
先ほどの事を全然反省していないイルミ。
また同じこと言ってるし…！
慌ててイルミの服の裾を引っ張る。
「もう、イルミ！冗談言わないで…！」
「Aは俺の彼女じゃ嫌なの？」
「うぇ⁉そ、それは……その」
こてんと首をかしげるイルミに戸惑ってしまう。
「えと、嫌とかそう言うんじゃなくて…。
と、とにかく駄目なの！」
「えー」
何とか流されずに、注意する。
ふー……危なかった。
あっ、そうだ。ドレスの女性の事忘れてた…！
慌ててそっちの方を向くと、その人はとても顔を輝かして私の事を見ていた。
……………え、何で？
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明里香(プロフ) - 34話にも誤字がありました。「準備をしなくてわ」ではなく、「準備をしなくては」です。 (2020年8月4日 21時) (携帯から) (
レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 25話にも誤字がありました。「等の本人」ではなく、「当の本人」です。 (2020年8月4日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 19話にも誤字がありました。「以外と」ではなく、「意外と」です。 (2020年8月4日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 15話に誤字がありました。「近ずくな」ではなく、「近づくな」です。 (2020年8月4日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ10で、「中には数人人がいて」ではなく「中には数人の人がいて」だと思います。 (2018年6月1日 6時) (レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かっぱの子
| 作成日時：2017年4月6日 22時
