世界を歩く【HUNTER×HUNTER】

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sideクロロ


彼女と出会ったのは、ある屋敷にお宝を盗みに行っていた時だった。


その街１の豪邸。
メインは大きなダイヤモンドがついた指輪だ。

シャルの事前の調べで念能力者が数人いると分かり、メンバーは俺・シャル・フェイタン・フィンクス・マチ・シズクと人数は多めで行く。


「オッケー、入り口のロックは外したよ」

シャルが正面の門のロックを外し、門を全開に開ける。

「それじゃあ各自、自分の担当通りに」


シャルの合図で全員が一斉にばらける。
邪魔者を排除し、お宝を探していく。


俺は最上階を探す事にした。

衛兵達が次々と出てくるが所詮は雑魚。
一撃で倒して行き、やがて衛兵はもう出てこなくなった。

ひとつひとつの部屋を片っ端から調べるが、妙な事に気づいた。


「(指輪が、ない………？)」


どの部屋を探しても細々としたお宝は見つかるが、指輪だけがどこにもない。

「(あいつらが行った方にあったのだろうか)」

てっきり家主の性格上、目立ちたがりだったので最上階だとふんでいたが、勘が外れたか。


仕方ないと思い、集合場所へ移動する。

そこにはもうメンバーは揃っていて、何か深妙な顔つきをしていた。

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