15 ページ16
side貴方
「A、まだ話してない団員の所でも行って、お喋りしてきたら？」
シャルと話しているとパクがやって来て、そう言ってくれる。
確かにまだ一部の人としかちゃんと話せてないし、いいかも。
「うん、そうする。
ありがとうパク」
「どういたしまして」
にっこり笑ってパクは送り出してくれた。
………って言っても誰と話そう。
ノブナガとかはお酒の飲み比べしてて完全に出来上がってるし、ちょっと嫌だな。
からまれたら面倒くさそう。
うーんと悩んでいると、左から私の名前を呼ぶ声が聞こえた。
そっちを見ると、ピエロみたいな格好をした人…確か名前はヒソカ？がいた。
ヒソカはおいでおいでと手招きをしているので、そちらに行った。
「や♠改めて、ボクはヒソカ♡
よろしくね♣」
「うん、よろしく」
「ところでA、さっきの話は本当かい？」
「さっきの話って？」
はて、と私は首をかしげる。
するとヒソカは、フェイタン達から逃げ切った事だよと言った。
「ああ、それ？ほんとだよ」
「へぇ……♣」
ヒソカの目がぎらりと光る。
え、何だろう。
突然獲物を見つけた獣のような顔をしたヒソカに一瞬体がこわばる。
だけどヒソカはくすっと笑って、
「大丈夫だよ♦今はまだ食べないから♠」
と言った。
た、食べない……？
もう何のことかさっぱりで、きょとんとしていたとき、急に私とヒソカの間に割って入ったマチ。
「ヒソカ！あんたはAに近ずくな！」
物凄い剣幕でヒソカを睨んだ。
「おやおやマチ、嫉妬かい？」
「ふざけんな変態ピエロ」
「相変わらずボクには冷たいね♣」
酷いなぁ♠と言うヒソカを無視して私の肩をガシッと掴むマチ。
「A、ヒソカには絶対近づいちゃ駄目。
分かった？」
何でって言葉が出かけたけど慌てて呑み込んだ。
そんな恐い顔で言われたら頷くしかないよ。
こくこくと頷くとマチは安心したのか、よしと言って、
「じゃあ別の人の所行ってきな」
と言った。
私はまた頷くと、誰と話そうかときょろきょろ周りを見渡す。
今度は右から声がかかった。
「A」
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
お話の途中すみません。
ヒソカの喋る時のマークなんですが、ハートマークの黒塗りがなかったので、色がないものを使わせてもらってます。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 404人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
明里香(プロフ) - 34話にも誤字がありました。「準備をしなくてわ」ではなく、「準備をしなくては」です。 (2020年8月4日 21時) (携帯から) (
レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 25話にも誤字がありました。「等の本人」ではなく、「当の本人」です。 (2020年8月4日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 19話にも誤字がありました。「以外と」ではなく、「意外と」です。 (2020年8月4日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 15話に誤字がありました。「近ずくな」ではなく、「近づくな」です。 (2020年8月4日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ10で、「中には数人人がいて」ではなく「中には数人の人がいて」だと思います。 (2018年6月1日 6時) (レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かっぱの子
| 作成日時：2017年4月6日 22時
