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sideシャルナーク


ようやく決心した彼女。



でもここで問題が一つ。



「団長、入団するのはいいんだけど、番号どうするの?今空きないけど」


「……なくても良いだろう。団長補佐にしておこう」



団長、ナンバーのこと考えてなかったんだね。


一瞬答えにつまってたし。




「んーと、じゃあまず入団するなら自己紹介からかな。
皆集まってー」


皆って言っても、今は仕事に行ってるやつもいるから蜘蛛全員ではないけど。


今ここにいるのは、団長に俺、フェイタン、フィンクス、マチ、パクノダ、シズクだ。



皆が集まると、団長が話し出す。


「お前ら、聞いていたと思うが、今日から蜘蛛に入るAだ。
異論はないな?」


全員が頷いた。


まあ、団長命令だし、パクノダ以外は彼女に会ってるから力量も知ってるしね。



「じゃあ順番に自己紹介しろ。俺はもうしたから、シャルからで」


「はいはい。
俺はシャルナーク。さっきも言ったけど蜘蛛での主な担当は情報の収集と処理。
よろしくね」


俺の挨拶に彼女はぺこっと頭を下げる。


そして、どんどん自己紹介が進んでいった。


「アタシはマチ。よろしく」


「パクノダよ。パクでいいわ。
よろしくね」


「シズクです。よろしく〜」


「フェイタン」


「フィンクスだ」



一通り全員の挨拶が終わる。


「次はA、お前だ」



団長に促されてAは、しぶしぶ自己紹介を始めた。



「Aです。えと、その…よろしくお願いします」



気のせいかな。

よろしくお願いしますの前に小さな声で大変不本意ながらって聞こえた気がするんだけど。w



「A、敬語はなしだ。堅苦しいのはいらない」


「あ、はい。……じゃなかった、うん」


「じゃあA、部屋案内するからついてきて。
家具とかは…どうする?団長」


「カード渡すから買ってこい。パク、マチ付いて行ってやれ」




団長はポイッとパクにカードを渡したけど、Aが慌ててそれを止める。


「い、いいよ!住んでいる家が割と近くにあるから、そこから必要な物だけ持ってくるし!」


「この近くに住んでるのか?」


「うん。歩いて20分ぐらい。だから大丈夫」


「なら、運ぶの手伝ってやれ」


「一人で持ってこれるよ?」


「遠慮しないの。行きましょ?」



パクとマチに連れられてAはアジトを出て行く。

最後まで遠慮してたけど、二人の強引さに負けておとなしくついていった。

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明里香(プロフ) - 34話にも誤字がありました。「準備をしなくてわ」ではなく、「準備をしなくては」です。 (2020年8月4日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 25話にも誤字がありました。「等の本人」ではなく、「当の本人」です。 (2020年8月4日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 19話にも誤字がありました。「以外と」ではなく、「意外と」です。 (2020年8月4日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 15話に誤字がありました。「近ずくな」ではなく、「近づくな」です。 (2020年8月4日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ10で、「中には数人人がいて」ではなく「中には数人の人がいて」だと思います。 (2018年6月1日 6時) (レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かっぱの子 | 作成日時:2017年4月6日 22時

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