Send your feelings 2

報告、合格 ページ3

〜夏喜side〜


堀「失礼します。3年3組の堀夏喜です。大樹先生いらっしゃいますか？」


大「はーーーい！」


今日はいよいよテストの結果の報告。先生同士だし、絶対テストの結果は聞けるはずだけどあえて聞かなかったらしい。


大「じゃ隣の部屋、移動しようか。」


ただならぬ雰囲気を出しながら大樹先生は職員室の隣の会議室の鍵を開けて入れてくれた。


大「そこ座って。」


指定された席に座り、大樹先生はその向かいの席に座る。


大「勉強は頑張れた？」


すぐに点数聞くんじゃないんかい。と心の中でツッコミを入れる。


堀「はい。Aや颯太に教えてもらったんで。」


そうかそうかと大きく頷いている先生。他にもAがどうだったとか、この会議室の雰囲気に合わないことばかり話した。Aのことは前に沢山話したけど。


大「よし。じゃあいよいよ点数を聞くか…。」


思わず息を飲んでしまう。いや、合格だって俺は分かってるけど。


大樹先生がとにかくめちゃくちゃ緊張しててふ〜ふ〜と大袈裟な深呼吸を繰り返しているからこっちも焦る。


大「ふ〜〜〜〜。…よし、聞くぞ！点数はいくつだ！！」


テストの解答用紙を大樹先生に見せる。先生は目を丸くしていった。

▽→←▽（まさかの、の続き）

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