33 Y ページ33
個室のあるパスタの店に入った。
「A？ …………さっきはごめん。あんな言い方しちゃって。」
A「…………私が寝室に行かなかったから遅くまで待ってたって……ユンホさんが言ってましたから……すみませんでした」
「…………どこで寝たの？」
A「………………ソファーで携帯を見ていて……眠ってしまって…………」
「………………」
手術の時間になり 俺達は控え室で待った。
Aは何も言わないが なぜか体を摩ってる。
顔色もあまり良くない。
「どうしたの？ 寒いの？」
A「……空調が効いてますよね。ちょっと暖かい飲み物を買ってきます。ユンホさんやお義父さん達は何がいいですか？」
Aは飲み物を買ってきたが…
飲まないで 手を暖めていた。
さっきもあまり食べてなかったし……
具合が悪いんだろうか？
でも それ以外は普通に見えるし様子を見よう。
手術が終わり お祖父さんは元気そうだが Aは心配だから付き添いするって。
明日は両親は光州に帰るから マンションで休んでほしいって言う。
両親が帰ってからはAは仕事が終われば毎日 病院に行っていた。
俺は仕事で毎日病院には行けなかったが転院前に面会に行った時にお祖父さんに注意された。
Y祖父「ユンホヤ……お前 また Aと何かあったのか？」
「……………旅行から帰ってきてから ……ちょっとケンカしたけど…………なんでもないから。」
Y祖父「なんでもない様には見えんが…………お前も結婚して一家の主じゃ。家庭のことも考えんと。
このまま Aと離れて暮らすのか？」
「まだマンションを決めてなくて。」
Y祖父「夫婦なのに離れて暮らしておったら ちょっとしたケンカも長引いてギクシャクするぞ。」
「はい。」
お祖父さんは抜糸が終わってから転院した。
俺はAと話しをしなくてはと思い Aに電話をかけるがでない。
何度かかけるがでない。
仕方ないからメッセージを残した。
友達を誘って食事に行ったが 衝撃的なことを聞いた。
友1「久しぶり。どうだ？ 新婚は？」
「どうって別に……ついこの前までお祖父さんがこっちで手術したから 大変だったんだ。」
友2「えっ？ あの元気なじいちゃんが手術？ どうしたの？」
「ベッドから落ちて 腕と肋骨を骨折したんだ。」
友3「じゃあ 嫁は大変だったんじゃないか？」
「うん。付き添いしてたし。」
友1「嫁って言えばさぁ…………」
「Aがどうした？」
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年5月3日 15時
