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お祖父さんにお風呂を勧める。
お祖父さんは自分の家じゃないからとか言って渋るが 景色が素晴らしいことを話すと重い腰をあげた。
滑ったりしないように気をつけてと言うと
年寄り扱いするなって……
まだまだ元気だ。
お風呂から出てきたお祖父さんをソファーで休ませる。
水分補給を促して……
Y祖父「なぁ A？ ユンホと仲良くやっとるのか？」
「……まだ マンションが決まってないので別々に暮らしてますが私も出来る限りこのマンションにきているので……」
私は答えになってないような 曖昧な返事をした。
Y祖父「そうか。……早く曽孫の顔が見たいんじゃが。まぁ焦ってもいかんなぁ。」
「すみません。…………ジヘさんはもうすぐですね。楽しみ。」
Y祖父「そうだな。Aにも早くいい知らせが来ればいいが。」
「………………」
Y祖父「さぁ……もう寝るか。張り切ってソウルまで来たから少し疲れたわ。」
お祖父さんをベッドに寝かせてから リビングでユンホさん達を待った。
赤ちゃんか…………
ユンホさんはどう思ってるんだろう？
今でも……
ユンホさんとギクシャクしているのに
赤ちゃんを育てていけるんだろうか？
新婚旅行から帰ってきて 喧嘩してから
会ってなかったし
連絡もしなかったし
今日 ホントに久しぶりに会った訳で
お祖父さん達にそんなことを言えない。
実はユンホさんと会えなかった？会わなかった時に1人でソウルタワーに行ってみた。
韓国名所だし 何しろ恋人達の鍵があるって聞いた。
行って見たかった。
でも行って失敗だったと感じた。
カップルばっかり。
私みたいにシングルで行くとかえって目立ってしまう。
鍵を買ってみたけど……
書けない。
なにを書いたらいいの？
結局 夜景を見て カップルを見て 鍵を買っただけ。
こういうところはユンホさんは来れない。
なんとなく虚しい気持ちで帰ったっけ……
赤ちゃんができても
母子家庭のようになっちゃうのかなぁ……
あっ！
そういえば
私は今日 どこで寝るんだろ？
ユンホさんと寝るのは
なんとなく気まづい。
でも 両親やお祖父さんの手前 別々に寝るのは どうかな……
考えてもどうしていいかわからない。
明日の朝の準備をしていたらユンホさん達が帰ってきた。
両親とも楽しそうだ。
お祖父さんはもう休んだことを話し 両親にお風呂を勧めた。
「あの……」
Y「…………シャワーしてくる。」
「………………」
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年5月3日 15時
