ユノと私 13 (ページ26)

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ユンホさんは厳しい顔でソファーに座った。

私は余り関わりたくなかったから離れた位置で片付けを始めた。

Y「ねぇ……ちょっと！」

「………ユンホさん…洗濯物をだしてください。先に片付けをしないとめんどくさくなるから。」

Y「いいから！こっちにきて！」

ユンホさんが怒っているのは顔つきでわかっていた。

でも口調が荒くなると……
ちょっと怖くなる。

私は離れてソファーに座る。

Y「なんなのその態度！ホテルに帰ってから旅行中……今も。何かあるんだったら言えばいいだろう？」

「………………」

Y「もう夫婦になったんだから……そういう態度は勘弁してほしい。」

「………………」

Y「黙ってたってわからない。……せっかくの旅行が台無しだし。」

「台無しって……台無しにされたのは私です。」

Y「それどういう意味？俺が何したったいうの？」

「…………式の後…………朝帰りした…」

Y「それは友達と一緒にいたんだから。知ってるでしょ！」

「帰ってきた時に……パヒュームの香りがした。」

一瞬ユンホさんは驚いたけど……

Y「友達には女性もいるし……今時男だってパヒュームとかつけるから……」

「女性だろうが男性だろうが香りが移るってことはそのことに付随するスキンシップがあったってことで……」

Y「スキンシップって……ハグくらいするだろう？」

「前にもありました。それに写真撮影のあと私がキスしようとしたら拒否した。…………」

Y「前ってなんだよ！いつのことだ！」

「………………」

Y「言えよ！」

「…………ヨナさんの時……」

ユンホさんは考えたあと一瞬挙動不審になったが…
開き直って……

Y「なんだよ！何年も前のことを。話にならない！」

ユンホさんは苛立ちながら出て行った。

私は悲しかった。

我慢しようとしても涙がでてくる。

やっぱり私が悪かったかな……

前のこと持ち出して。

ユンホさんは友達が多いんだ……

一般人じゃない。

芸能人。

こういうことも業界を知るってことかな……

ユンホさんが帰ってきたら
謝ろう。

私は洗濯や掃除をして片付けを終わらせてから買い物に行った。

お義母さんからユンホさんの好きなものの作り方を聞いたし。

待っていたけど……
帰ってこない。

あっ帰ってきた。
喜ぶかな？

Y「あっ……………」

「ユンホさん食事にしますか？」

Y「……食べてきた……」

ユンホさんは"参ったな"みたいな顔をしてシャワーに行った。