22 Y ページ22
俺はあの写真撮影の後 ホントはAに触れたかったが カメラマンからの一言で我慢することにした。
でも 欲望は捨てれず Aのお腹に顔を埋めた。
赤ちゃんがむずがるように顔をすり寄せた。
それで我慢しようとしてたのにAが
A「甘えん坊のユンホちゃんにポッポしちゃおうかなぁ？」
って言うもんだから 固まった。
普段なら Aから そんな事は言わない。
今 俺は我慢してるのに 例えポッポでもされた折にゃ Aを押し倒して やってしまう。
キスマークを沢山つけてしまう。
ここは心を鬼にして 早くAを帰そう。
Aの気持ちなんて考えなかった。
このことが小さな発端となって後々 Aと喧嘩して冷戦状態になるとは思わなかった。
結婚式ではAはとても綺麗で 入場の時には招待客から響めきが起こったほどだ。
誓いのキスで花嫁の顔のレースをあげると Aの顔がはっきり現れて 再び響めいた。
俺は世界一幸せ者だ。
つつがなく式や記者会見は終わった。
二次会ではソンヒョンやテギョンもいて……
あいつら 隙を見てAに話しかけようとしている。
阻止しなければと思うが 俺も友達やらに呼ばれてAの側にいることができない。
テギョンはAと話しをしてから帰って行った。
ショックだったんだろう。
Aは俺のもんだ！
ソンヒョンと話してる時のAは 恥ずかしがったりして なんだか可愛い。
やけに話が弾んでる。
後で何話したか聞かないと。
時間も経ち Aはホテルに帰るという。
今日は新婚初夜！
俺も帰らなきゃ！
しかし そう甘くなかった。
悪友どもに洗礼を受けるらしい。
まぁ 早く言えば 飲み会。
簡単に初夜に行かせないって言う……
その場には男女問わず友達がいた。
楽しい時間だ。
もう そろそろ帰ると伝えると 皆 仕方ないなぁと いやらしく言いながら 俺を解放してくれた。
店を出るとヒソンがいた。
随分 悲しげな表情で 気になった。
近づくと 泣いていた。
「どうしたの？」
H「 ……あっ…ユノ……ほっといてよ！」
「酔ってる？」
H「関係ないでしょう。」
「大丈夫？……送って行くよ。」
H「ほっておいて！……ユノには私の気持ちはわからないから！」
ヒソンは泣きだした。
このまま 知らんぷりもできず……
ヒソンを送ることにした。
ヒソンを部屋まで送り
「じゃあ帰るから……元気だして…」
ヒソンは急に俺に抱きついてきた。
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年5月3日 15時
