ユノと私 13 (ページ17)

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17 CM ページ17

僕は今幸せ。

風邪で体調悪く最悪なのに……
幸せ。

だって Aが世話をしてくれてる。

せっかくだから甘えるんだ。

あれが食べたい。とか

熱くて食べれない。ふ～ふ～して。とか

食欲がないって言って食べさせてもらったり。とか

思う存分に甘えた。

ふ～ふ～まではヒョンは嫌味を言いながらも我慢してた。

でも……
あ～んって食べさせてもらった時は

顔を真っ赤にして
Y「ヤーーーー！チャンミン！お前！仮病だろ！」
って大きな声で怒るから

涙目でAを見て
「もういらない……」
と弱々しい言ったら

ヒョンはAに怒られるリビングに行けって言われてた。

ヒョンは小さくなって寝室をでて行った。

Aは優しかった。

看護師って職業のせいか？
もともとの性格か？
母性本能が働くのか？

ホント、抱きつけないのが悔しい。

A「チャンミンさんのマンションは近代的っていうか最新型ですね。景色はいいし……いいなぁ。」

「うん。自分でも気に入ってる。1人だからいいけど家族が増えたりするとダメかな？」

A「えー。大丈夫ですよ。なんといっても景色がいいですね。特に夜。ホント綺麗。」

Y「俺のとこだって風呂での景色がいいじゃん。」

「風呂での景色？」

Y「バスタブからの景色。ねっ？ A？」

A「そうなんです。夜の景色にのまれるってか…」

Y「そう。最初 Aがロウソクって言いだして……俺はてっきりSMだと思ってさ……でもバスタブで一緒に見た景色は良かった。」

「一緒に入った？…………」

Y「もちろん……夫婦だし！」

「風呂って裸でしょ？」

Y「当たり前！」

A「ユユユユンホさん！何言ってるんですか？入ってません！」

Y「夫婦だからいいんだよ！」

A「もう！黙ってください。……怒りますよ！」

ヒョンはまたシュンとした。

後日僕はキュヒョン達に話すわけで……

Aが甲斐甲斐しく世話をしてくれたことをうらやましがり

風呂の話では僕もキュヒョンもお互いに想像してしまい……

お互い言葉はださなかったが

＂なんで僕が先にAを見つけなかったんだ！"

って思いがずっと残ってしまった。

ツアーのラストが近づくにつれ
ヒョンの誕生日が近づくわけで
ということは

結婚してしまうってことだ。

あーぁ

男って
諦めが肝心！
なのか？

キュヒョンや僕の微妙な男心が

冬の寒さに同調してしまう。