16 Y ページ16
あれから 俺は空元気だ。
それはチャンミンもわかっていて ある日 理由を聞かれ そのまんまAに怒られたことを話した。
チャンミンも顔を真っ赤にして怒った。
CM「ヒョン！ あなたって人は！……話しになりません！」
「ごめん。」
CM「だからか……Aから全く連絡がなくなって……会ってないですから！」
「俺なんか嫁なのに……してないんだ……」
CM「はあ？ そんなこと知りません。でも どうしよう……ミノに頼もうかな？」
「俺もミノに頼もうかな？」
CM「ヒョン！」
日本のツアーが始まった。
疲労がたまったのか風邪をひいてしまい
12月に入っての東京ドームは体調が最悪だった。
韓国に帰ると Aがマンションに泊まってくれ 世話をしてくれた。
俺は甘えたかった。
だって 忙しくなったのもあるが Aに怒られて以来 体の関係がない。
ベッドに入り
「Aちゃん……」
A「どうしました？ しんどい？」
俺は小さな声で
「甘えたい……ユノユノも溜まってるから余計にしんどい。」
A「えっ？ そうなんですか？……でも 風邪だから……」
「Aちゃん……男って……大変なんだから……」
Aは男の生態を理解したのか しなかったのか分からないが俺を抱きしめてキスした。
俺はなんだか安心して Aの胸に顔を埋めて眠った。
朝になり目が覚めたが Aの温もりの中だった。
A「うん？ ユンホさん目が覚めました？ しんどくないですか？」
「うん……Aちゃん……」
俺はまたAの胸に顔を埋めて 甘えた。
Aは俺の頭や背中を撫でて よし よしって……
時々 髪にポッポする。
今は体を重ねるっていうより
Aが抱きしめてくれるのが一番落ち着く。
何年か前に日本で熱がでた時は Aは仕事に行ってぼっちだったし…
寂しかった。
でも今は こうやってAが近くにいる。
抱きしめてくれる存在がいるって 嬉しい。
やっぱり 俺はAじゃなきゃダメなんだ。
俺は また 眠りに落ちていった。
年が明け 今度はチャンミンが体調を悪くした。
チャンミンはAに甘えてきた。
あいつ！
独り身ってのを前面にアピールしてきて……
近くに母親がいるだろ？
結局 Aがチャンミンのマンションに行って 食事やら洗濯やら買い物やら世話をした。
チャンミン！
お前……仮病じゃねぇ？！
時給30000Wで請求してやりたい！
人の嫁に何甘えてんだ！
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年5月3日 15時
