15 Y ページ15
Aは急に立ち上がり 俺はラグに落ちた。
「A！ 危ないでしょ！」
Aに抗議すると Aは顔を真っ赤にしてワナワナ震えてる。
「A？ 怒ってるの？」
A「当たり前です！ ちょっとそこに正座してください！」
・
・
俺は今 Aの前で正座して小さくなって Aの説教を聞いている。
A「だいたい！ なんでそんなこと他人に話すんですか？！」
「だって……自慢したいし……」
A「自慢することじゃないです！」
「はい……すいません……」
A「私 恥ずかしすぎるでしょ！」
「はい……だって チャンミンがいつもAと会いたいって……ご飯食べるっていうから……俺だってなかなか会えないのに やっと会えると喜ぶと必ずチャンミンが……おまけにギュライン呼ぶっていうし…俺との時間がなくなる……」
A「だからって……私 チャンミンさんと会えないじゃないですか？！ ユンホさんが盛りのついた猿だったら その相手をしてる私も盛りのついた猿ですか？！ ちょっと！ もう！ 嫌！」
「……ごめんね……」
Aは黙っている。
怖い。
A「私 チャンミンさんと会いません。しばらく会わないですから！」
「Aちゃん……」
A「ユンホさんとも しばらくしないですから！」
「それは違うでしょ？」
A「違いません！」
「嫁を抱けないなんて……」
A「ユンホさん！ 私 おしゃべりな人は嫌いなんです！」
「おしゃべりって…………ちょっと自慢しただけなのに……」
A「…………私 帰ります。」
「えっ……Aちゃん……帰らないで。……これからツアーが始まるし その合間で韓国の仕事もあるから……なかなか会えないから……」
A「そうですか………わかりました。……とにかく帰ります。」
立ち上がって帰ろうとするAにバックハグしてAの動きを止めた。
俺は自分の情けない姿をかまってる余裕もなくAに抱きついた。
「帰らないで……お願い……許してよ……」
A「………………わかりましたから……」
「許してくれた？」
A「まだ考え中……これ以上 怒らせないでくださいよ。」
「はい……でも これはいいでしょ？」
Aをソファーに座らせ さっきのように膝に頭を乗せた。
Aはため息をつきながら俺の頭を撫でだした。
しばらくして Aが映画を見ようって……
持ってるDVDから選んで見ているうちに いつのまにか寝てしまった。
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年5月3日 15時
