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私は新しい職場で必死だった。
とある大学の保健室で働いている。
父の人脈にも感心した。
英語ができると言っても 日本にいた期間もあるし 仕事となると専門用語も飛び交うため 英語に気が抜けない。
慣れない職場で毎日がクタクタだ。
日本での大学病院勤務の時を思い出す。
そんな中で 時々ユンホさんから届くメールに心が軽くなる。
返信はしてない……
…………………
ある時 ユンホさんから
【 Aは俺のどこが好き？】
短いメールだった。
こんなことを聞かれたのは初めてだ。
以前にチャンミンさんからユンホさんをなぜ好きか？って聞かれた時に 時々赤ちゃんみたいになるからって言ったけど………
本当は 私のことを好きって 愛してるって言ってくれるのが嬉しかった……
ユンホさんに抱きしめられるのが好きだった……
ユンホさんのキスが好きだった……
………
もう 私のことを好きって 愛してるって言ってくれるチャンスはない……
抱きしめてくれることも……
キスしてくれることもない……
虚しい………
ユンホさんとの縁をきったのは私なんだし……
いつまでもひきずってちゃダメだから……
もうすぐ ユンホさんの誕生日
さすがにプレゼントは送れないし
クリスマスプレゼントでこりてるから………
……メッセージはいいよね？
もうすぐ ユンホさんの誕生日になる。
ここはアメリカ ユンホさんは韓国。
時差を考えて……14時間前に
私が1番にお祝いの言葉をつたえるんだぁ。
【ユンホさん
誕生日 おめでとうございす。
プレゼント 送れなくて ごめんなさい。
A】
そのメール以後 私はまたユンホさんへはメールしなかった。
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作者名：ここ
| 作成日時：2017年6月29日 2時
