49 Y ページ49
あの後 夕食までに時間があるから Aに触れたかったのに…………
Aは家の用事をしていて 隙が全くない…………
こういうのって どうよ？
久しぶりに夫と会ってるのに…………
全然 そんな雰囲気がないよ……
…………
Aに近付こうとすると……
掃除機が俺の足を引いていくし……
別の方から近付こうとするとコードに足をとられ転びそうになるし………
ソファーに座っていれば 脚が邪魔って言われるし……
えいーし！
今度 近くにきたら捕まえてやる！
…………？
何してる？
確か さっき洗濯物を干してたような……
？ ？ ？
何やら バスルームと寝室を行ったり来たりしている…………化粧品？を持って…………
今度は 入ったきり出てこない……
そーっとバスルームを覗いてみる。
……俺のシャツを洗ってる。
そうそう……
背中にピンク色が付いてたんだ……
あっ！
勘違いしてたらどうしよう？
そーっと近づき バックからお腹に手を回した。
「捕まえた！」
A「キャッ！ ユンホさん……離してください。濡れますから。」
「……やっと 捕まえたのに。」
A「捕まえたって……洗濯してるのに……」
「あー それね。俺もさっき気が付いたんだ。何だろう？」
A「…………さぁー。でもピンク色だから……口紅？……にしては薄い？」
「どこで付いたのかな？空港？……でも 人とぶつかってないんだけど…………」
A「…………背中にぶつかったとか？」
「…………だとしたら 何回かぶつかってる感じだよね？…………ないんだけど……」
A「………………あっ！…………」
「どうしたの？」
A「な な 何でもないです。…………ユンホさん……薄くなりました。乾いたらもっと薄いと思いますが……」
？？？
Aがそわそわしだした。
俺は てっきり 俺が後ろからピッタリくっついているからだと思った。
でも違う理由が とっても嬉しい理由があったなんて…………
俺はAを触りだした。
Aは直ぐに俺の手を止めて
A「……ユンホさん。もう少しすれば出かけるので……そういうことは……やめましょう。」
「だって…昨日DVD見て徹夜したから……おまけにAに襲われる夢を見たし……俺もユノユノも……A〜〜」
A「………………ユンホさん……」
「……A……意地悪しないで……お願い…」
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作者名：ここ
| 作成日時：2017年6月29日 2時
