157 CM ページ7
あっ……
落ちちゃったよ……
あれ？
いないけど……
なんで？
えーーーーーーー
一緒に寝ないのかよ。
なんだよ！
俺が折れてやったのに。
チェッ！
俺はAの部屋に行った。
そっと覗くと…………
寝てるよ。
俺とウォルを2人にして 寝るなんざぁ………
えぇ根性しとるやないけー ←何故か関西弁。
こうなったら連れて行ってやる。
Aを抱きあげて ゆっくりベッドに連れて行った。
壁側にウォル。
真ん中に俺。
端にA。
「ああーー……」
俺はAを抱きしめて 声が漏れた。
Aの甘い匂いに包まれて眠った。
目が覚めたけど……
Aは まだ 俺の胸の中にいる。
ウォルは？
……まだ 寝ている。
珍しいなぁ……ウォルが寝てるなんて。
だから A がまだ寝てるんだ。
今 何時だ？
そっと手を伸ばして携帯を見ると
7時。
いつもなら とっくに起きている。
たまには ゆっくり寝ててもいいよね。
俺はAにキスして脚を絡めて……
目を閉じた。
俺……よく寝たんだ。
Aがいないと眠れない俺って……
なんでだろ？
最初は別々に寝ていて 喧嘩したあとに A がでて行かないか心配でねむれなかった気がする。
一度 本気で家出したから
多分……怖いのかな。
ウォルに会えなくなるから？
それともAがいなくなったら 嫌だから？
ウォルと寝ると
眠れるんだけど……普通なんだ。
でも Aをバックハグして寝ると熟睡するんだ。
いなきゃ……ダメなんだ。
俺って……
Aがいると安心してんのか？
俺って……
ひょっとして……す………………きなの？
分からん。
そんなことを考えていたら
Aの目が覚めた。
おそらく 俺の鼻息が荒かったのかな？
A「えっ？………………なんでここで寝てるの？」
「俺が連れてきた……」
A「…………なんで？」
俺がAがいないと嫌だからだけど…
言いたくないから ウォルのせいにした。
「夜中にウォルが泣いたし……」
A「そうなの？…………」
Aが少し 悲しそうな顔をしたから
少し後ろめたかったけど…
これからも 一緒に寝る方向にもっていかないと。
「ほら……実家でウォルがお母さん達と寝た時に ウォルがミルク飲んでもクズったって。……母親がいないと……わかるんだよ。」
俺は心理戦に持ち込んだ。
A「……………………ウォラ………でも なんか 良く寝てる気がするけど…。」
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年8月12日 0時
