196 CM ページ46
CM父「絶縁したいとこだが…………そんな最低なことができる お前を育てた私達にも責任がある。……最悪……離婚だ。ウォルとも もう会えなくなる…」
お父さんからの言葉に息が止まりそうになった。
離婚なんてダメだ！
Aとウォルに会えなくなるのはダメだ！
とにかく 許してもらえるまで
頭を下げるしかない。
お父さんとお母さんは泣いている。
「Aとウォルを連れて帰るから……」
CM母「ダメ！ 今 帰ったら もう会えなくなるからダメ！ この家にいればいいじゃない？」
「お母さん……それはできない。Aとウォルを閉じこめることなんかできないから……」
お母さんは急にドアに向かった。
多分……ウォルを渡さないようにするためだ。
お母さんがドアを開けたら…………
ウォルを抱っこしたAが立っていた。
CM母「Aちゃん……………」
「いつから……そこにいた？」
A「…………大きな音がしたから……」
「帰るから早く準備して……」
A「…………はい。」
CM母「ウォルを抱っこさせて……」
Aは頷いて ウォルをお母さんに渡した。
「早く準備しろ。」
Aは帰り仕度を始めた。
帰りの車でも 俺達は何も喋らない。
マンションの部屋に帰り
俺はすぐ実家に戻ろうとしたが
A「……ねぇ？……顔が腫れてるし 赤い。」
Aは保冷剤を俺の頬に当てた。
俺はAの手の上に自分の手を重ねて
「大丈夫だから……出かけてくるけど…待ってろ。出て行くなよ。」
Aは頷いた。
俺は実家に帰り 両親と一緒に
Aの実家に行った。
Aの両親は驚いていたが
何かあったんだろ くらいだったと思う。
Aの父親も武道をたしなんでいて
曲がったことが嫌い！という風貌がみえる。
だが 冷静沈着みたいな
言葉を荒げたことはないような感じだ。
そんなお義父さんが
自分の娘が夫から 酷い扱いを受けてたと
知ったら……
俺は投げ飛ばされるのかな？
Aに初対面で投げられたみたいに……
自分の娘が？…………
ウォルが結婚して
俺がしたみたいなことを夫からされてたら？
その相手を容赦できない。
ああ…………
離婚になるのか？
ダメだ。
なんとか 許してもらわないと。
席藁待罪…………
くらいの気持ちで謝らないと……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 851人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ここ
| 作成日時：2018年8月12日 0時
