175 CM ページ25
A「うん……あぁ…」
俺はリップ音をたてながらキスした。
その音は唇から耳に移動して 首筋も舌でなぞり
手は いつのまにか胸を触っていて 少し硬くなった先端を何度も転がす。
A「はぁ……あ…ん………」
初めて聞くAの声にも 敏感に反応してしまう。
俺は唇は少しずつ胸へと向かって行くが……
A「えっ！！」
Aの声とともに胸を触っていた俺の手はAに押さえられて 動きが止まってしまい……
A「…触ってる…………今日は誰の番だっけ？…この前がナナさんだったから…………ジヒョンさん？……いちいち覚えてないし……わからない。」
えっ！
Aは何言ってんだ？
ナナ？
ジヒョン？
元カノの名前だ。
あー……
俺が元カノの名前を言いながらAを触ってるって言ってたなぁ……
ナナって……
2人目だよ……
嫁を触りながら 元カノの名前を言うって
正直……凹む。
Aはモゾモゾして起き上がろうとしたから 俺が押さえた。
A「えっ！」
「……俺……寝ぼけてないぜ。」
A「………………何してるの？ ウォルは？」
「はっ？……このシチュエーションで そんなこと聞く？」
A「……………………」
「俺が何してるか聞きたい？」
A「………………いや。」
「嫌って……自分が聞いたのに。…………俺は……今 健康な若い男の部分が発動して嫁を堪能しようとしてるところ。」
A「堪能って…………やめて。」
Aは動きだして 俺から逃げようとしているから
俺はAにまたがり 両手を押さえた。
俺はAにキスしたが……
Aは口をぎゅっと閉じて硬くしている。
なんだよ………
俺はAの顔を見た。
涙を溜めて
A「…………怖いから……やめて。…………痛いのも嫌だから。」
「えっ？…………怖い？……痛い？」
A「………………あの日を思い出すから…………やめて……」
俺の力が緩んだ隙にAは俺の下から逃げていった。
怖い？
痛い？
あの日を思い出す？
あの日って…………
あの日のことか？
俺が酔ってAをジヒョンと間違えて
抱いた日か？
俺はAを追いかけることができず……
そのままAのベッドで小さくなって眠った。
朝……
Aに起こされた。
Aは いつもと変わらず普通だったが………
目は腫れていた。
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年8月12日 0時
