168 CM ページ18
「……A？……ごめん。」
料理は美味しかった。
なんか 自分へのご褒美みたいな
誕生日みたいな感じがする。
「A？ 美味しかった。」
A「うん…………。」
満足して ソファーに座っていたら
片付けを終えた A が きた。
A「あの……話したいことがあるんだけど…」
「何？」
A「さっきのことだけど……」
「……ご飯のこと？」
A「違う。………………私 自分の部屋で眠ってるのに……なんで自分のベッドで寝ないの？」
「なんでって…………お前がでて行ったりしたから 俺なりに心配してる。」
A「……私……信用ないんだね。私も色々考えたし……ダメだって思ったら言うから。別々に寝てほしい。」
「なんで？」
A「だって………………自分 知らないみたいだけど……眠ってる時に……私を触ってるし……」
「さ さ 触ってる？ そ そんなこと知らないし…」
触ってる？
ありえるかも。
最近は胸を直に触ってるみたいだし……
A「触りながら……昔の彼女達の名前を言ってる。それに最近はジスヌナが加わった。」
ホントかよ？
昔の女の名前を言ってるなんて
未練があるのか？
それとも……
俺って……
欲求不満なのか？
「知らない。だいたい寝てる間のことって……無意識だし……どうしろって言うんだ。」
A「無意識だから……嫌なの。」
「……………………」
A「だから……最近 あなたより早く眠るようにしてるし……なるべく離れてる。」
「眠れなくなる……」
A「……それは……あなたのそういう部分が満足してないから……」
「そういう部分って？」
A「前にも言ってたけど……健康な若い男性の部分が充実してないから…………欲求不満になってるんだと思う。」
「欲求不満って……」
A「その部分を満足させないと。私で……代用してるから不満なんじゃない？」
「代用ってなんだよ！ 俺がお前を代用にしてるって言うのか？」
A「だって……ウォルができたいきさつを話した時に……自分が言ったじゃん。" 好きでもない男に抱かれるって……普通 嫌だろ？"って。」
「それがなんだよ。……昔のことをだして。」
A「だから……自分も……好きでもない私に触るくらい欲求不満だってこと。」
「そうじゃない。」
A「そうだから。だから……私を触りながら前の彼女達の名前を言うんだと思う。前の充実した日を思い出してる。」
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年8月12日 0時
