60 CM ページ10
YH「ウォルって綺麗だし……あの子にぴったりだよ。……でも……タクシーって……チャンミンはいなかったの？」
「俺はキュヒョンと飲んでたし……その話はもういいでしょ！」
ヒョンには……
俺は妊娠を知らなかったって言ったじゃん。
ツアーから帰ったらウォルがいたって……
知ってて なんとなく ネチネチ言ってるのか……
もしくわ……忘れてるのか？
ヒョンは忘れ物番長だから……
ヒョンの真意なんてわかんねー。
でも……
Aがどんな顔してるか 怖くて見れない。
俺はワインを飲んだ。
帰りはヒョンがマンションまで送ってくれた。
また ヒョンがAに抱っこされてるウォルにポッポした。
Aは嬉しそうにしている。
なんで そんなに嬉しそうな顔してんだよ。
ヒョンは兄弟子って言ってただろ？
部屋に帰り
ウォルのオモチャで狭くなったリビングを見て ため息がでる。
Aは自分の部屋に行って授乳をしている。
俺はソファーに横になって
今日のことを振り返った。
Aがリビングにきて
A「ウォルは もう寝かせたから……シャワーをして寝た方がいいよ。」
俺はボッーと 動くAを見ていた。
悪阻でかなり痩せたみたいだけど……
とても 子どもを産んだようには見えない。
そういえば妊娠前って……
どんな感じだった？
思いだせない。
「お前……今日 ヒョンに会って とっても嬉しそうだったな？」
A「えっ？ だって…ウォルが産まれる前の あの焼肉の時以来だし……ウォルを見て 喜んでくれたし……」
「いつも すっぴんだし 服だってスウェットなのに……メイクして スカートはいちゃってさ……」
A「だって……外食だし……家の中じゃないから。」
「俺と一緒だと……緊張感もないのか？ それって……女としてどうなんだよ？」
A「私は あなたがいる時は 何かしら緊張はしている。失敗しちゃあいけないとか……機嫌が悪くないかとか……」
「そういうことを言ってるんじゃない。お前の女の部分をヒョンにむけるってどうなんだよ？ 夫は俺だぞ？」
A「言ってる意味がわからない。私がいつ ユノさんに女をだしたの？」
「俺がトイレから帰った時に……お前 ヒョンとずいぶん仲よさそうにしてたよ。」
A「あれはウォルを見ていただけだし。」
「…お前とヒョンの方が夫婦に見えた。おまけにヒョンがお前に近づきすぎなのに…お前 嫌がるどころか喜んでたし……」
A「喜んでないし…」
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年7月11日 2時
