59 CM ページ9
………………
俺の……
あっち方面の欲が……
心配になってきたが……………
今は
押し寄せてくる……
漏れそう……
排泄欲をどうにかしないと！
俺はトイレにたち
排泄欲をスッキリさせたんだ。
機嫌よく戻ると…………
Aがウォルを抱っこしていて
ヒョンがAに抱っこされてるウォルの顔を覗き込んでいる。
ヒョン！
近いだろ！
ウォルの表情１つ１つに
Aとヒョンは顔を見合わせて笑っている。
そのうち ヒョンが
ウォルにポッポした。
抱っこされてるウォルにポッポしたから……
Aにも かなり近い。
かなりってか Aの胸に当たってるだろ？
ヒョン！
人の嫁に何やってんだよ！
それに Aも Aだ！
俺が初めてウォルにポッポした時は
''何してるんですか？ むし歯がうつるでしょ？''
って……
ものすごい けんまくで言ったのに……
ヒョンには 何も言わないんだ。
俺は父親でヒョンは他人だぜ？
他人のむし歯菌はダメだろ！
あー
ヒョンがウォルを抱っこしたいって……
ウォルはまだ首が不安定なんだ……
ヒョン！
危ないから……
「ヒョン！ ウォルはまだ首が不安定なんだ。危ないから……抱っこは首が安定してからにして下さい。」
YH「あっ…そうだね。俺も恐々抱っこしたらウォルも不安だよね。」
俺はウォルをヒョンから 取り上げて 抱っこした。
YH「チャンミナ……ヒョンは感動だよ。すっかり父親じゃん。……子どもって 親を成長させるんだ。」
「何言ってるんですか。」
YH「俺も赤ちゃん欲しくなっちゃった。」
「ヒョン……子どもは1人ではできないですよ。先ずは相手を見つけないと。」
YH「ハッハッハッーーそうだ そうだ。チャンミナはAちゃんと結婚したから ウォルが産まれたんだよね。」
「…………………………」
A「……………………」
YH「ところでさぁ…Aちゃん？ ウォルの胎夢ってどんなの？」
A「胎夢？…………わからないです。あの時は とにかくしんどくて……仕事から帰ったら横になってましたから。彼から食事がないって怒られたけど…でも漢方薬を買ってきてくれて……それで わかったから。」
YH「そうなんだ……女性って 大変なんだね。」
「……………………」
YH「ウォルって名前は？」
A「陣痛で病院に行く時に タクシーから見た 月がとても綺麗で不安な気持ちが少し落ち着いたのを思い出して…………つけました。」
YH「そうなんだ……。」
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年7月11日 2時
