仮が本物になるまで。2 (ページ49)

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「ウォルだけへの責任だけで……ウォルの母親ってだけで……嫁を縛りつけるんだったらやめとけ！」

CM「……………………」

「嫁の気持ちを考えてみろ？この先ずっとお前から愛されていないってわかってて生活するんだぞ……余りにも酷だろう？」

CM「それは…………」

「嫁はお前は直ぐに自分の好みのタイプの人と結婚して自分が望んだ子どもができたらウォルのことはすぐに忘れる。って言ってたぞ。」

CM「ウォルを忘れるわけがない！」

「…………でもさ……このままウォルだけでもさ繋がってて…………夫婦の関係もないまま過ごせるのか？……お前は外でできるだろけど……嫁はどうするんだ？…………関係もないまま……婆さんのような生活をさせるのか？」

CM「……………………」

「嫁はお前のとこに行かないみたいな雰囲気だしてだけど…………病院のメモを渡したんだ。嫁はお前が好きだから絶対くるって思ってた。まさか俺より早く来るとは……飛行機には乗ってなかった……あっ……船か。何時の船に乗ったんだ？」

CM「……………………」

「お前が嫁を好きだって自覚しなきゃ……
自覚してから嫁とウォルを迎えに行け。済州島の弟のとこにいるみたいだ。
お前の気持ちがそうじゃなかったら…………諦めろ。3人とも不幸になるだけだ。」

CM「……………………」

「お前……他に酷いこと……ないだろうな？」

CM「…………………………新婚旅行に……ジヒョンを連れて行って……別行動をした。」

俺はチャンミンを平手打ちしていた。

「お前…………嫁はな…言ったと思うが俺のタイプなんだ。いい女って別に子持ちでもいいもんさ。嫁は体も良さそうだし……」

CM「何言ってるんですか？人の嫁に！」

「嫁が離婚届書いたって言ってたし……早く別れろ！お前なんか眠れないってベッドでくすぶってろ！じゃあな！」

CM「ヒョン！ヒチョルヒョン！」

なんて奴だ！

なんて奴だ！

腹が立って…………涙がでる。

深酒した。

いいさ……

レギュラー番組の収録は3日後だ。

顔が浮腫んでもいいんだ。

今の俺を癒せるのはペット達だ。

あっ……
ウォルとあいつは動物大丈夫かなあ？

アレルギーがあったらダメなんだ。

2日後くらいに

呼鈴がうるさい。

居留守を使ったら

今度はドアを叩きだした。

ったく……誰だよ！

近所迷惑だ。

寝ぼけ目でインターホンを見ると

チャミナが映っていた。