95 CM ページ45
「確かにそうかもしれない。でもさ……俺は子どもがかわいい。前は子どもはいらないって……思ってたのに……」
JH「どっちに似てるの？」
「女の子だし……俺に似てる。みんなから俺にそっくりって言われてる。最近はアイツにも似てきた。」
JH「チャミに似てるから……かわいいって思えるんだよ。情だから。」
「そうか？……それにさぁ……アイツがいないと眠れないんだ。」
JH「何それ？……」
「俺もわかんないけど……アイツと喧嘩した後にアイツが出て行かないか不安になって眠れなくなって……」
JH「チャミは自分でも言ってたみたいに責任を感じてるから 悩むんだよ。」
「………………………」
JH「チャミ…………思い出してよ……私が好きって……奥さんより好きって言ってたんだよ？」
「ジヒョン……」
ジヒョンは俺にキスしてきた。
JH「前みたいにキスしてよ。」
俺は されるがままにジヒョンにキスされた。
だけど……
おかしいことに……
何も感じなかった。
俺が反応しなかったからか
ジヒョンがキスをやめた。
ジヒョンは下を向いて泣いてた。
俺はジヒョンが可哀想に思えた。
俺はジヒョンが好きだったし……愛してた。
でも……俺がアイツとの結婚を選んでジヒョンを愛人の様にしてしまったから……
俺はジヒョンを抱きしめた。
「ジヒョナ……もう……これが最後なんだ……。」
ジヒョンは何も言わず泣いている。
どれくらい そうしてたんだろう……
YH「チャンミン！！ 何してるんだ！」
ユノヒョンの声に驚いて
俺らは離れた。
ジヒョンは慌てて涙を拭いて
ユノヒョンに頭を下げてから部屋を出て行った。
ユノヒョンを見ると怖い顔をしている。
俺がまだジヒョンといたから怒ってるんだろう。
でも……違うから。
キスしたり 抱きしめたりしたけど……
今日のは ちゃんとした意味があるから。
だけど……
ユノヒョンから出た言葉は……
俺を地におとしめるには充分だった。
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年7月11日 2時
