94 CM ページ44
ヒチョルヒョンはAにあったのかな？
病院だから気軽に電話もできない。
入院しても不眠だったけど……
ヒチョルヒョンがAに会いに行ってくれるって言ってくれたから……
安心した。
安心した途端に眠くなってきて……
食事や検温以外は寝てることがある。
だってさぁ……
病院の朝って……早いんだ。
その日も午前中に睡魔が襲ってきた。
夢うつつだ……
誰かが 俺の手をさすってる。
入院してから……剃ってないひげを触ってる。
頭をなでられてる時は 子どもの頃を思い出す感じだ。
おっ？
なんか 小さい手がペタペタ触ってる……
ウォラ〜
お父さんはウォラに会いたいよ。
ウォラはお父さんに会いたい？
お母さんに言いなよ。
お父さんに会いたいって……
そんなことを夢で言っていたのか……
また 深い眠りについた。
目が覚めた時は
ジヒョンが俺の手を握ってて……
涙目で俺を見ている。
「………ジヒョン……どうしたの？」
JH「チャミが倒れたって聞いたから……心配した。奥さんがいたら どうしようって思ってたら 行けなくて……チャミのマネに連絡して……無理をいったの。」
「…………ジヒョン……彼がいたんだね？」
JH「………………だって……悔しかった。」
「悔しいって？」
JH「周りのみんなは私とチャミは結婚するって思ってたよ。私も思ってた。私達って 上手くいってたし……チャミが結婚するから……」
「………………でも 俺はお前を大切にしたつもりだ。旅行にも連れて行ったし……結婚してからも 普通に付き合ってた。……離れていったのは自分じゃん。」
JH「だから他の男性と付き合ったりした。……でも……後悔したの。」
「……………………」
JH「だから 偶然会った時は嬉しかったし 何度も会ってくれたし 外国では 昔みたいで嬉しかった。………奥さん……私達が前みたいに付き合っても……何も言わないよね？ いいよね？」
「………………………………いんだよ。」
JH「何？」
「もう……遅いんだよ……」
JH「遅くない。」
「俺……子どもがいるから。子どもとアイツには責任があるんだ。」
JH「子ども？……そんな……」
「お前が離れていった時に……そうなったんだよ。アイツのせいでジヒョンと別れる羽目になったって……アイツを恨んだ。……だから その1回だけだよ。……それでも……俺には責任があるんだ。」
JH「責任だけで一緒にいるなんて…。責任の方法って他にもあるわ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 659人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ここ
| 作成日時：2018年7月11日 2時
