91 俺様登場！ 6 ページ41
A「私達のことを第三者の方に話すのはどうかと思いますが…………最初にあの人から言われました。家族団欒はない。仮面夫婦でいいって…… 」
「……………………」
A「今までのスタンスを変えたくないって……だから彼女とは結婚後も付き合ってましたし……」
「……………………」
A「ウォルが産まれてから あの人は少し優しくなって……私も勘違いしてしまって…………あの人にとって私はウォルの母親です。それ以外は お手伝いさんですから。」
「そんなことないだろ？」
A「私達のことは当人同士しか分からないです。
あの人も 色々言われたくないだろうし……私も惨めになることは言いたくないです。」
「でもさぁ………さっき 市場のおばちゃんがお前のことを��あの子は旦那が好きなんだと��って言ってた。……お前……チャンミンが好きなんだろ？……それに勝手に殺しただろ？」
A「好きなんて言ってないですし 殺してません。」
「ホントかぁ？」
A「話しかけてくる人が多いから 適当にあしらってたら……多分 話に尾ひれがついて そんな風になったと思います。」
「でも……好きなんだろ？」
A「…………………ウォルの父親ですから。」
「お前……さっき チャミナがお前のことをウォルの母親としか見てないみたいなこと言ったが……お前もチャミナをウォルの父親としか見てないんじゃあないのか？」
A「…………………」
「チャミナはお前のことが好きだぞ。」
A「そんなことはないと思います。最初にヒチョルさんも言ったじゃないですか？ 私は彼のタイプじゃ全然ないって……それが全てです。」
「…………ウォルはどうするんだ？」
A「私が育てます。離婚届も書いてマンションにおきました。」
「簡単にそんなことして……ウォルから父親を取り上げてどうすんだよ！」
A「…………あの人は…すぐに自分の好みの方と結婚して…私の時には望まなかった子どもができたら…ウォルのことも忘れますから。」
「お前！ チャミナがそんな男だと思ってるのか？！」
A「あの人がそう言ったんです。子どもはいらない。特に女の子は。お前との子どもはいらない。そんなに 子どもがほしいなら そういう男と一緒になれ。いつでも別れるから。って……」
「だったら なんでウォルができたんだ？！」
A「それは……………………あの人が私と彼女を間違えたからです。…………理由がわかって満足しましたか？」
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年7月11日 2時
