39 ページ39
ユンギさんは、少しだけ口を開けて驚いている様子
「嫌だったらいいんです、思い出したくない記憶なら、無理には誘いません」
YG「いや、医者も教えてくれないことを誰が教えてくれんのかなと」
「心当たりがあります」
脳裏に浮かぶのは、ソクジンオッパとヘミの顔
普段は鈍感だと言われるけど、2人が何かを隠してることは何となく分かる
私一人で調べればいいことだけど、ユンギさんの同意も得ないと聞いてはいけない気がする
YG「じゃあ、まずは2人に自己紹介することから始めないとな」
「ユンギさんも一緒に来てくれるんですか？」
YG「一緒に調べようって言ったの誰だよ」
前々から思ってたけど、ユンギさんってさりげない優しさの塊だな
「ユンギさん、本当にありがとうございます」
YG「何だよ改まって」
「ユンギさんには心から感謝してるんです」
YG「明日は雪が降るな」
「何でですか〜！」
褒めたり感謝したりすると、照れてごまかす
「あ、そうだ。心当たりっていうのは私の兄のソクジンオッパと、親友のヘミなんです」
YG「兄？俺、Aの兄ちゃんに会うのか」
「でもまずはヘミに会ってもらおうかなって思ってます」
YG「何でだ？」
私が入院していた時の、ユンギさんと会ったことに対するオッパの態度が妙だったこと
何の説明もなく、ただ会うなとだけ言われたことを伝えた
「このことを考えると、オッパとユンギさんが会うと平和に会話はできないと思うんです」
YG「…なら、こうしてカフェで会ってること知ったら修羅場だな」
「密会してるみたいに言わないでください」
YG「言い方の問題だそれは」
ユンギさんは、怖くないのかな？
自らが何かしらの理由で消し去った記憶を、自らが追うこと
その先に待っているのは幸か不幸か
私が考えすぎているだけなのかもしれないけど
YG「その親友の子に、また予定聞いといてくれ」
「あ、はい！確認し次第連絡します」
YG「んじゃ、今日は帰るか」
久々にユンギさんと並んで歩く駅への道
YG「俺さ、ちょっと怖いわ」
「…私もです。ユンギさんに聞くこと自体も怖かったです」
ユンギさんも、私と同じように怖いと思っていると知れてすごく安心した
YG「Aは、どんな事実だったとしても、受け入れられるか？」
「それは…正直分かりません」
YG「…俺もだ」
初冬の夜の冷たい風が、より不安を掻き立てた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 707人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
するめ(プロフ) - リンゴ飴さん» 今後気をつけます^ ^ (2017年5月5日 19時) (
レス) id: dd2781c9c0 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ飴(プロフ) - するめさん» いえいえ、大丈夫ですよ。下手な説明を理解してくださってありがとうございます (2017年5月5日 15時) (レス) id: 4578f14291 (このIDを非表示/違反報告)
するめ(プロフ) - リンゴ飴さん» 詳しくありがとうございます！無知で不快な思いをさせてしまってすみません。 (2017年5月5日 15時) (レス) id: dd2781c9c0 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ飴(プロフ) - 簡単に言えばアニメやアーティストなどの夢小説を作る時はオリジナルフラグを外す。完璧に自分で考えたものならオリジナルフラグは付ける。です (2017年5月5日 14時) (レス) id: 4578f14291 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ飴(プロフ) - するめさん» オリジナルフラグというのはオリジナル作品にだけ付けるものです。アニメや俳優、アーティストなどは実在する人物なのでオリジナルフラグは外さなければいけません。 (2017年5月5日 14時) (レス) id: 4578f14291 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：するめ | 作成日時：2017年4月1日 4時
