46 JJ ページ46
「Aちゃ〜ん。……そんなことないと思うけど………わかんないや。……沢山は付き合ってないと思うけど……ぼっくは付き合ってる時は真剣だし 遊んでるわけじゃないっから！」
僕は遊び人に見られるが…そうじゃない。
その時々で真剣だけど……
モテたから……
くるもの拒まず
去る者追わず
だった。
Aちゃんは はっ！とした顔で気まずそうに
A「す すみません…………私……いつも振られてたし……あまり 男性の気持ちがわからないんです。ごめんなさい。」
「…………怒ってるわけじゃないから。」
ホントに怒ってるんじゃない。
Aちゃんの目にそう映っていたら嫌だと思ったから……きつかったかな？
A「……私……前の彼がロングヘアーが好きって知らなくて 私がショートにした時に微妙な顔をしたんです。その時は分からなかったけど……後からロングヘアーのことを聞いた時に……余計なことを言って……」
「何言ったの？」
A「……そうでした。そうでした。前の彼女さん達はみんな髪の長い人でした。ね？って……彼は困ってました。」
「前の彼女達って……知ってるの？」
A「あっ…えっと……今は情報社会だから。」
「……男って単純だし……自分の過去は知られたくないかなぁ…」
A「可愛げがないんです。そのせいか……よく怒られてたし……たまに怒鳴られたりも……」
えっ？
ユノが？
女の子に怒ったり…
怒鳴ったりって……
考えれない
「可愛げがないくらいで……怒らないでしょう？」
A「……嫌気がさしてくるっていうか……好きじゃなくなってくるとか……」
「………………」
Aちゃんはユノと自分のことを思い出したのか
表情がなくなってきて……
A「すみません……こんな話をして。……私……この後 寄るところあるので…これで失礼します。……じゃあ。」
Aちゃんは 慌てるようにカフェをでていった。
僕は最初はAちゃんによく思われてなかった。
多分……チャラいと思ってたんだろ。
でも そう思われたくなかっただけだったのに……
Aちゃんにユノとのことを思い出させたし……
自分が人から言われた嫌なことまで言わせてしまって……
気まずくなってしまった。
僕……
避けられちゃうかな？
あっ………
連絡先を聞くのを忘れてる……
もう…会えない？
いや！
二度とあることは三度あるっていうし……
僕とAちゃんは また 必ず会うよ。
きっと！
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年2月11日 12時
