41 Y ページ41
「でも こうやって流れてるってことは契約したんだ。」
監「契約するまでも……大変でさ。」
「何？」
監「あの子が嫌だって言うから できたものを見てから決めるってことになってさ……イ・スマン会長も絡んでるから……俺にもプレッシャーがかかったわけ。できたものを保護者が見て あの子に言ってくれたらしい。あの子は見てないんだ。あのVを。」
「えっ！ 会長が？ それに見てないのに契約したの？」
監「そう。保護者に任せたみたい。あのVも 会長のチェックがはいってるからさ。」
俺はお祖父さんさんが言ってたことを思い出した。
Y祖父「ユンホヤ……お前もその内にわかるぞ。Aが お前を好きだと……Aを大事にしなさい。」
お祖父さんはこのVのことを言ってたんだ……
この時のAの気持ちを考えると……
せつない……
監「なぁ ユノ？ あの子と知り合いなら連絡を取ってほしい。俺は続編が作りたいんだ？」
「続編？ ダメです。もう出演させないから」
監「なんで？ 店だって売り上げ伸びてるし 若い女の子達がパネルの前であのVの真似を自撮りしてるらしい。メディアからも問い合わせが殺到してるんだ。あの子の情報がほしいって。」
「とにかくダメです。」
監「あの子の才能を伸ばしたいと思わないのか？」
「才能？」
監「そうさ！ あの子 売れるぞ！」
「ダメだって！」
俺はしつこい監督を振り切って別れた。
この件はお父さんやお祖父さんが知ってるってことだ。
父に電話した。
「お父さん！ Aのビデオのこと！ 何故黙ってたんですか？」
Y父「何故って……Aがお前に知られたくないって……恥ずかしいって。」
「………………」
Y父「お前……あれ見てどう思った？」
「Aにすぐに会いたいって……」
Y父「わしも親父もAはお前のことが好きなんだ！って……安心したんだ。……お見合いを断ってきたり お前に似合う人が他にいるとか……色々言ってたから お前をあまり好きじゃないかも？とか 諦めようとしているとか思ったから。」
「………………」
Y父「もうちょっとだから……頑張りなさい。」
「はい。」
Y父「それはそうと 親父が体調を崩しているから休みがあれば見舞いなさい。」
「お祖父さん どこか悪いんですか？」
Y父「Aがお前の子どもがってことを誤解してて……離れていっただろ。親父は自分にも責任があるって……もうAと会えないって気落ちして……少しずつ体調を崩したんだ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 400人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ここ
| 作成日時：2018年2月11日 12時
