38 Y ページ38
ジェジュンとAのことが気になるが 俺は今は目の前のことに打ち込んだ。
軍と市民との公演となるとトラブルもあった。
一時は公演すら危ぶまれたが なんとか中止は間逃れ 計画は進み……
俺の配属先での歌やダンスや音楽など調整も同時進行しないと間に合わない状況だ。
特に音楽は地元の学校の学生に参加を募り その練習にも参加して学生を励ました。
そんなこんなで4月 公演当日を迎えた。
公演というのは久しぶり。
公演前に客席にお願いをした。
韓国語と日本語で。
日本語は久しく使ってないから 自分でも大丈夫か？と思いながら話した。
公演はスムーズに進行し……
……………………
終わった。
公演には両親や妹夫婦も来てくれた。
夜にはみんなで食事を楽しみながら話していたら
ジヘが
JH「そう言えば……Aさんに似た人を見かけたけど……来てたのかな？ 食事に声かけてくれなかったの？ 会いたかったのに……私の旦那様を紹介したかった。」
「Aがきてた？……今…連絡が取れないから 公演のことは知らないはず。」
ジヘにはAの詳しいことは話してない。
俺と両親は複雑な顔をした。
「Aをどこで見た？」
JH 「外だよ。私がトイレに行った後に出入口の近くを通った時に入り口の外にいた。多分……たれ幕を見ていた。人違いだったらと思って声かけてないの。本人ならチケットをお兄ちゃんが渡してるから あとから近くに来ると思ったから。」
「…………チケットを送ってないんだ。空席を作っちゃダメだから……それにチケットは完売だから入れなかった人もたくさんいたみたいだし。」
JH「そうなんだ。似てたけど……人違いかな？」
「……………」
俺はジヘにはああ言ったが モヤッとする感じが払拭できなかった。
Aは今まで俺のコンサートとかには 俺に内緒できていることが多い。
…………それで
…………いつも
…………トラブルがおきて。
…………Aを怒って
…………Aを泣かせたんだ。
思い出したくないことが蘇る。
翌日 両親達を送り 俺は久しぶりに事務所に行った。
事務所でスケジュールの確認をしながら スタッフの話に耳を傾ける。
最近 SMTOWNのコマーシャルビデオが人気らしい。
一年前から流していて 徐々に話題になってきた。
YouTubeでの閲覧数も増えてるみたい。
女の子がいい。 とか
女の子の顔が見たい。 とか
女子の気持ちが溢れている。 とか
とにかく 女の子に人気らしい。
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年2月11日 12時
