37 ギュ ページ37
家に帰り DVDをみた。
「A？ 横になってもいい？」
A「……疲れましたか。 布団敷きます？」
「A？…………なんでもない。ここでいいや。」
DVDを見ながら落ちたようだ。
あたりは暗くなってるし
いつのまにか僕の洗濯物がたたんである。
パンツも…………
ボッーとしていたが…
いい匂いがして…
夕飯ができてた。
チャプチェがある……
「すごいね。チャプチェ作れるんだ。」
A「ちょっと勉強してみたから……キュヒョンさんは味見ってことで。」
きっと 僕がツアーで日本にいたから 韓国料理をって思ったんだろう……
Aは気遣いもできる。
わざとらしくないんだ。
そのうち お父さんやお母さんが帰ってきて 土産話を聞く。
酒も入り……
僕もお父さんもいい感じに酔っ払った。
A母「A？ ギュッたんを布団に……私はパパを……重い……」
Aにひこずられるように 布団に寝かされた僕。
そのまま……
夢の世界へ…
とっても いい 夢の世界へ……行った。
次の朝
誰かに顔をつねられて起きた。
Aが…つねっていた。
「A！ 痛いから！」
A「私！ 怒ってますから！」
「なんで？」
A「昨日の夜のこと 覚えてないんですか？」
「昨日？……確か？ 酔っちゃって……Aにひこずられて……布団に行った。」
A「ひこずられてって！人聞きの悪い。だいたいキュヒョンさんは大きいから重いんです！」
「………そう？ それでなんで怒るの？」
A「キュヒョンさんは酔っ払って 私に……」
「私に？ ……何？」
A「キ キ キスしたんです！ 自分がしたのに キュヒョンさんは自分で恥ずかしいーって言って そのまま寝たんです！ こっちが恥ずかしいから！」
「えっ？ ほんと？ おかしいなぁ……僕は酒癖は悪くないんだ……」
A「何が悪くないですか？！ キュヒョンさん？あなたはおととい家に来た時もAちゃ〜んって言ってキスして寝ましたからね！私がちょっと！って抗議すると……」
「何？」
A「うーん 眠い……続きは明日って……言ったんです。まるで私が迫ったみたいに！」
「えーー うっそー？……」
A「なのにすぐ寝てるし！」
Aは顔を真っ赤ににして怒ってるが…
ふすまの奥から 笑い声がする。
お母さんが笑っている
A母「A？ 勘弁してあげなさいよ？」
その奥でお父さんがちょっと睨んでる？
「お父さん！ 僕は無実です！」
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年2月11日 12時
