33 ギュ ページ33
僕はAに会えて嬉しかった。
思わず……泣いてしまった。
お父さんに言ったんだ。
しつこいくらいに。
絶対にAを連れてきてって。
ステージでも……
しばらく歌えない寂しさや……
Aにやっと会えたのに…
また しばらく会えないなんて……
って思ったら……
泣けてきた。
Aの家に行きたかったが…
立場上 すぐに行けず…
Aの家にたどり着いた時には……
かなり記憶が怪しかった。
ふわふわした良い気分なのに…
誰かに起こされた。
なんだ……
お父さんか…
あれっ？
ここ何処だ？
………………？
あゝー
Aの家か……
たしか 打ち上げの後 Aの家に行くって…
マネを困らせたんだ。
………そのあと…あまり覚えてない……
なんか……
お父さんに絡んでたような……ないような……
お父さんが何か話してたような…ないような……
Aがいたような…？
あれっ？
Aに何かした？……
イヤイヤ……
何もしてない！
僕は品行方正なんだ！
↑うーん……ちょっと怪しいか？
お父さんがお風呂に行くって…？
僕はよく分からず…
ボッーとしていたら
A父「韓国で言うところのサウナみたいな風呂場だよ。」
韓国には湯船って 一般家庭には殆どないんだ。
朝風呂の湯船って気持ちいい……
A父「なぁ…ギュッたん……私にはよく分からないが……」
「えっ……何が？ですか？」
A父「それがさぁ……どうも……新しい男の影が……」
「えっ！ 新しい男の影？……まさか……お母さんに限って……ないです！」
A父「違うよ！ Aだよ！ Aだ！」
「Aに？ 新しい男？ ウェーーーーーー！」
A父「こら！風呂で大きな声を出すな！」
お父さんは 周りの人に すいませんと頭を下げていた。
人が少なくて良かったよ。
「なんで？！ 誰？」
A父「ジェジュン。……って知ってるか？」
「ジェジュン？………………まさか？…」
A父「そのまさかだよ。」
「なんで？」
A父「私もよく知らないが…Aが韓国で偶然に出会ってるんだ。先月 ハワイに行った時にも……偶然に再会したらしい。外国でだよ！……これって……縁？って言うのか？」
「…………………」
A「ジェジュン君とAは 私が見る限り仲が良さそうだったし……彼の印象も悪くなかった。私も色々知っているが…人物と会うのは初めてだから……」
姉さん！ 事件です！ ←かっなり古い……
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年2月11日 12時
