ユノと私 11 (ページ31)

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私は日本に帰ってきた。

2年ぶり。

これからどうしようかな？

バイトでも探すか。

ある日父がキュヒョンさんのコンサートに行こうって……

ギュラインと連絡を絶って1年になる。

なんでもキュヒョンさんは兵役が決まったらしい。

そのためのコンサート。

そうか……

「お父さん行きます。」

父は嬉しそうな顔になった。

A母「チャンミンさんも入隊しちゃって……しばらく会えないんだから……寂しいわ。ミノ君はまだだけど…仕事があるしね。はぁ…」

私達親子は招待席に案内されたが席に座る暇もなくスタッフから控え室に案内されキュヒョンさんの所へ行った。

キュヒョンさんと両親は代わる代わるハグして喜んでいる。

ギュ「…………A！」

A父「約束通り Aを連れてきたよ。」

A母「パパったら…ギュッたんに弱いから。」

ギュ「A！会いたかった……僕らギュラインだって言ったのに……勝手に居なくなって……チャンミンは入隊したけど……チャンミンだってものすごく心配したんだ！」

キュヒョンさんは涙目で訴えて
【……キュヒョンさん泣かないで………】

私の韓国語を聞いて驚いていたが……
大きな目から涙が溢れてしまって……

【メイクが落ちちゃいますよ……】

私はキュヒョンの涙を拭いてあげた。

ギュ「いなくなったと思ったら……韓国語を喋ってるし……」

「あってますか？」

ギュ「うん…勉強したの？」

「ちょっとだけ……ホントにちょっとだけだから……使えないし……もう勉強する必要もなくなったから…」

キュヒョンさんは少し困った顔をしたが

ギュ「僕らギュラインのためにも勉強してよ。語学は習得して損はないから。」

A父「そうだよ。ギュッたんの言う通りだ。スキルを磨くのはいいことだよ。」

「うん…」

キュヒョンさんは泣いたからメイクを直してもらってから

ギュ「しっかり見ててよ。僕の歌も聞いてね。バラードだから。お父さん今日は打ち上げがあるから……でも……遅くなるけど…家に行ってもいい？」

A父「いいが……時間あるのかね？いつ帰るんだ？」

ギュ「明後日の昼の便だから……」

A父「だったらいいよ。ちゃんとマネージャーの方に言っとくんだよ。じゃあもう行くよ。頑張って！」

私達は招待席に戻り観賞した。

やっぱりキュヒョンさんの歌はすごい。

キュヒョンさんが
しばらく歌が歌えないのが……って
涙した時には
私も涙がでた。