23 Y ページ23
うさぎ…………
確か あの時……
Aはかわいいし安かったから買った。
俺が買ってあげたのに……
買ってあげたかった……
って言ったら 真顔になったんだ。
お祖父さんには犬を買って渡したって。
そのあと………確か……
「ユンホさんに………」って言ってたけど……
俺が話しを切って 話し出したんだ……。
あのあと……ベッドで…
Aが俺にキスして……
他にも したいって言って 指を舐めだした。
「妻の特権だから いいよ。」って 言ったのに
我慢できそうになかったから途中でSTOPさせたんだ。
悲しそうだった。
咳が止まらないから バスルームに行ったけど 俺は眠ってしまって……
その時に緑のうさぎをこっそり入れたんだ。
1年以上も気づかないなんて……
きっとAは知ってる。
ツイやインスタであがってたし。
お祖父さんの目からは涙が流れていた。
俺は心が痛んだ。
「なんとかするから……今は動けないけど……なんとかするから。」
俺は自分に言い聞かせるように お祖父さんに言った。
Y祖父「……無理だ。 ユンホヤ……今までも何度もダメだと思わせることがあったが なんとか続いていたのは Aの気持ちが まだお前にあったからじゃ。……
しかし 今回みたいにお前に子どもができたと思っていたら 切らないといけないだろう？
Aの気持ちが離れたら……もう ダメだ！」
「そんな………そんなことってないでしょ？」
Y祖父「Aに男ができていても文句は言えんぞ。Aは いい女だから……仕方ないわい。」
お祖父さんはがっくりと肩を落として 泣いている。
Y祖父「ユンホヤ……わしも気持ちを整理しないと……1人になりたいから……もう帰れ。」
お祖父さんはそう言って 自分の部屋に入ってしまった。
えっ………
Aを諦めろってこと？
できるはずがないだろう！
なんとかしないと
なんとかしないと……
俺は家に帰り 父にお祖父さんとの事を話した。
Y父「なんだと！ なんでそんなことになったんだ！…………時間が経ち過ぎているだろ！」
お父さんも落ち着かなくなり 冷静になれないようだ。
お祖父さんが泣いてたと言ったら
Y父「親父が泣くなんて……よっぽどだ。見合いの後に会った時は嬉し涙だったが……今回は……。親父は滅多に泣かないんだ。」
俺はAの実家に電話をかけたが…Aの両親も連絡ができないと……。
Aが本気で離れたとわかってしまった。
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年2月11日 12時
