11 JJ ページ11
僕とAちゃんはたくさん笑った。
でも……僕はやっぱり ユノのことははっきりさせとかないと…と思った。
Aちゃんは僕がユノのこと……
Aちゃんの婚約者がユノだって知ってることを知らない。
「Aちゃん？ Aちゃんって……ユノファンなの？」
A「えっ？…………なんでですか？」
「だって……軍フェスでずっと見てたし……有名人だからって言ってたけど……タイプ？」
A「タイプって……わけじゃないけど…………私は外見では選びませんから……」
「そうなんだ……まぁ ぼっくを見て目がハートにならないから そうなんだね。」
A「げっ……ジェジュンさんって自分に自信があるって言うか自意識過剰か…………」
「ひどいなぁー。業界人はそのくらい思ってないとやってけないよ。……ユノだってそうだよ。」
A「……………………」
「ほら これ。去年の軍フェス。その時はユノはMCはやってないから……だしもの的に同じ事務所の子達と歌って踊ってるよ。」
僕は携帯をAちゃんに見せた。
Aちゃんは 興味しんしんで見ていた。
……？
Aちゃんは何か見つけたのか？
A「ジェジュンさん。ちょっと携帯の画面を動かしていいですか？ 他は触らないので。」
「いいよ。何かあったの？」
A「ちょっと…………」
Aちゃんはしばらく携帯を見ていたが……
目がウルウルして悲しそうな表情になった。
「どうしたの？」
僕は携帯を覗きこんだ。
ユノが赤ちゃんを抱っこしている。
隣にはミリらしき女性がいて……
夫婦……家族にみえる……
2人が赤ちゃんを見ていたり……
お互いが目を合わせていたり……
緑色のキーホルダーを赤ちゃんに見せてたり……
ミリらしきがそのキーホルダーを持っていたり……
A「…………ユノさん……赤ちゃん 生まれたんですね？」
「えっ！ ユノの赤ちゃんなの？」
A「一緒にいる女性は……私が知ってる人だと思います……」
「違うと思うよ。」
Aちゃんを見ると 悲しい表情のままだ。
そして 左の頬にはあの時の傷痕らしきがあった。
はっきりと痕があるわけじゃないけど…
わかる……
「Aちゃん？……あの時の傷……痕残ってるよ。治療しなかったの？」
A「……大したことなかったし……誰も気にしませんし……」
「ぼっくは気にするよ。それに夫になるって人も気にしてるでしょ？」
A「…………夫になる人はもういません……」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 400人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ここ
| 作成日時：2018年2月11日 12時
