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アメリカに帰り数ヶ月が経った。
ユンホさんとのことにはふれなかった。
ふれたくなかった。
でも いつまで このままではいけない。
気持ちも少し落ち着いてきた今 することがある。
ユンホさんのお父さんとお祖父さんに連絡しなければ。
お祖父さんに電話した。
「お久しぶりです。韓国ではお世話になりました。」
Y祖父「Aヤ…元気か？ わしはAに会えなくて寂しいぞ。」
「私は元気です。………お祖父さん……あの……」
Y祖父「どうした？」
「あの……あの……………そうだ！ お祖父さん 犬のキーホルダーどうしてます？」
Y祖父「大事に持っておるぞ。部屋にある。犬を見るたびにAを思い出す。」
「お祖父さん……あれ 安かったし……すぐ壊れるかも……壊れたら捨ててください…………」
Y祖父「簡単に壊れないだろ？ 」
「…………私のうさぎは簡単に壊れました。……もう 捨てました。」
Y祖父「そうか……今度 こっちに来た時に買ってあげよう。市場の雑貨屋じゃろ？」
「いいです……それに……韓国にはしばらく行きません。」
Y祖父「何故じゃ？」
「ユンホさんから聞いてないですか？……」
Y祖父「何を？」
「私から言っていいかわからないです。」
Y祖父「いいから 言いなさい！」
「…………お祖父さん？……お祖父さんには もうすぐ 新しい家族ができます…………楽しみでしょ？」
Y祖父「新しい家族？……ジヘか？ ジヘも結婚の話がでてるらしいから…」
「ユンホさんです。」
Y祖父「ユンホ？………おっ！ そうか！ そうか！いつ頃なんじゃ？」
「たぶん……春ころか初夏だと思います。」
Y祖父「なんじゃ ユンホは隠しおって。そうか……わしも遂に曾お祖父ちゃんか……」
「そうですね……嬉しいですよね？」
Y祖父「そりゃそうだ！ 念願だったからな。だからこっちに来れないのか……」
「はい……」
Y祖父「そうか そうか。 Aも体大事にしなさい。」
「はい。お祖父さん……実は携帯を変えるので……アメリカでの購入なので ちょっと時間がかかって連絡できなくなりますから……ユンホさんのお父さんにも伝えてほしいです。」
Y祖父「そうか……新しい電話がきたら教えてくれよ。」
「はい……お祖父さん 体に気をつけてくださいね。」
お祖父さんとの電話が終わった。
何故 ユンホさんは話してないのかな？
ミリさんの妊娠を……
私から話したってわかったら……
怒るかな？
でも いい……
もう…
終わった。
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年2月11日 12時
