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ユンホさんのお父さんも帰り 私はお祖父さんの家でくつろいでいた。
Y祖父「Aヤ 疲れただろ？ 少し休みなさい。
わしもちょっと一眠りするか。自分で布団を持っていきなさい。」
「わかりました。 夕食は私が作りますから お祖父さんはゆっくり休んでください。」
Y祖父「そんなことしなくてもいいから……」
「私……韓国料理を勉強したんですよ。私の腕の見せ所って……言いたいけど お祖父さんには毒味役をしてもらわないと。」
私はおどけて見せた。
お祖父さんも笑いながら うん うんって頷いてくれた。
私は客間に布団を運び 横になって目を閉じた。
知らないうちに意識が途切れ……
…………？
何だか いい匂いがする……
ずいぶん前にも同じ感じがあった……
あっ……
誰かとキスしてる……
この感覚は……
ユンホさん？……
……いや ユンホさんはいないから……
夢か……
う〜ん この夢 覚めないでほしいなぁ……
あっ……キスが終わった……
夢ってそんなもんだ……
また 私は眠りに入った。
体の節々の痛みで目が覚めたが……
えっ！
誰？
体をホールドされて 身動きがとれない。
えっ！
Y「A？ 」
えっ！
ユンホさん！
何故？
ユンホさんは私の言葉を待たずにキスして舌を絡めてきた。
私はユンホさんの胸を叩いて離れた。
「ユンホさん……何故……こんなことするんですか？」
Y「何故って 大好きな嫁だし……愛してるから。」
「………………」
私はこの場から離れたかったから 立ち上がろうとしたが ユンホさんに腕を掴まれ 離れられない。
「私の気持ちは伝えました。これ以上……私を惨めにさせないでください。」
Y「俺の気持ちも伝えたよ。ずっと俺のそばにいてほしい。ずっと俺を好きでいてって……。俺の気持ちは無視するのか？」
ここであれこれ言ってもラチがあかないと思って…
「……ユンホさん？ 私 夕食を作るので……離してください。」
Y「いいから……」
「お祖父さんに言いましたから……夕食を作るって……お願いします……離してください。」
Y「………………」
ユンホさんは私の手を離してくれた。
私は逃げるようにキッチンに行き 落ち着かない気持ちのまま夕食を作った。
韓国料理って言ってもチゲ鍋しか作ってない。
あとは適当に作れる物を作った。
あー
失敗作だ。
夕食を作るなんて言わなきゃよかった……。
キッチンからでたくない……
リビングに行ったらユンホさんがいるし……
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作者名：ここ
| 作成日時：2017年12月11日 0時
