6 Y ページ6
お祖父さんは難しい顔をして目を閉じて何か考えている。
お祖父さんの沈黙が怖い……
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Y「お前……Aがいい女ってわかっておるのか？」
「はい。」
Y祖父「顔とか容姿って意味じゃないぞ！」
「……はい……俺はAを数回見かけてから 心が和んだんだ。穏やかな気持ちになったんです。Aは俺が自分で見つけたんだ。」
Y祖父「……きっと Aが今まで恋人もいないで1人でいたのは……お前と会うからだったのか？とも思うが……あれだけの器量だったら普通ならもう結婚もしておるわ。」
「そのことは俺も考えたことがあります。」
Y祖父「現にAを好きな男がいるそうじゃないか？ テギョンのほかにも…」
「はい………そうです。」
Y祖父「………お前等はお互いに好いておるようだが……なんで上手くいかないかなぁ？」
「…………………」
Y祖父「お前……仕事では なんって言ったか？…カリスマなんとか……」
「カリスマリーダーです。」
Y祖父「Aにそのカリスマリーダーを発揮しておるんじゃないのか？」
「えっ……」
Y祖父「Aは仕事仲間じゃないぞ！ そこ わかっておるのか？」
「………………」
Y祖父「まっ……時にはリーダーシップも必要だがな……」
「……俺は とにかく絆を作りたかったからそれを優先させたんです。時間をかけて愛を育んだっていうのがないので……Aを早く自分のものにしたかった。Aは流されていたのかもしれません。」
Y祖父「うーん……わしも早くやってしまえってけしかけたからな……」
「違います。結局のところ自分がそうしたかったから……」
Y祖父「お前 ホントに兵役中はAに会わないつもりか？」
「そのつもりだったけど……状況が悪すぎて…呼ばないといけないです。」
俺はAからのメールをお祖父さんに見せた。
お祖父さんはAのメールを見て ため息をついた。
Y祖父「困ったなぁ……」
「今回の休みも俺が無理をいって長くしたんだ。だから休みは難しいんだ……。」
また お祖父さんは黙って目を閉じた。
何か考えている。
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Y祖父「ユンホヤ……わしにちょっと考えがあるから……」
「お願いします。」
Y祖父「お前 軍に行ったら 休みの日を早くわしに教えろ。Aが韓国に来るかどうかはわからんが。」
「わかりました。」
Y祖父「ユンホヤ……思いきって……」
「何ですか？」
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作者名：ここ
| 作成日時：2017年12月11日 0時
