5 Y ページ5
俺がミリの所に行ってる時に……
こんな写真を見てしまっている……
あっ………
俺とAは写真を一緒に撮ったことがない。
お互いの写真も撮ったことがない……
写メさえもない……
そうだよなぁ……
カップルなら普通あるよな……
俺は手に持ってる紙をもう一度みた。
相合い傘……
ユンホ
A
？……
日本語のAの名前が滲んでる。
涙か？………
……泣いたのか？……
……俺はなんとも言えない気持ちになった、
・
・
Aは今回 韓国に来るのに覚悟してきたって……
だから
A「私がユンホさんを好きってあまり伝わらなかったけど…私は……このままユンホさんを好きでいても……いいですよね？ ユンホさんを応援してても……いいですよね？ コンサートに行ってもいいですよね？」
って……言ったんだ。
そして……
この写真を見て……
はっきりと答えをだしてしまったんだ……
[私がいくら婚約者と言っても ユンホさんとミリさんには 私が入り込むことができない感情があるって思いました。
それが年月が経ってもお互いが忘れられないってことやお互いが好きってことだと思います。
ユンホさんもそのことに気づいているでしょう？]
俺は腹が立ったし……
泣いたけど……
Aはもっと虚しい思いで 相合い傘を真似して書いたんだ……。
ふと机の奥の角を見ると 箱がある。
まさか……
まさかだよ！
Aに渡したエンゲージリングだ。
………………
「A………」
まだ Aに何もしてあげてないのに……
兵役があるけど これからって思ってたのに……
俺は今動けない。
Aにまた韓国に来てと言えない。
休みもないし…金銭的にも余裕はないと思う。
費用は俺がだしても受け取らないだろう……
エアチケットや服のことでも 次はそうするって言ってたけど 次がないとわかってて言ってたんだ……
最悪 携帯も変えるかもしれない……
もうしばらく会えないし………
どうする？
最悪な状況になす術がない……
次の日
俺はお祖父さんの家にもう一度行った。
Y祖父「ユンホ……なんじゃ また来たのか？…」
「………………」
Y祖父「……Aのことか？……」
俺は頷いた。
Y祖父「どうしたいんじゃ？」
俺はお父さんから言われたことや 自分がだした結論を言った。
でも 今は俺はアメリカに行けないし…どうにも動けないことお祖父さんに話した。
Y祖父「Aか好きか？」
「はい！ 大好きです。」
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作者名：ここ
| 作成日時：2017年12月11日 0時
