18 Y ページ18
Aは まだ すぐ顔を背ける。
「A？」
A「………………」
Aは顔を上げ 俺を見た。
A「……ユンホさん……髪が……」
「うん。軍隊だからね。4週間の訓練。みんな丸刈りだよ。俺も生まれて初めてだよ。この頭は。………おかしい？ Aは嫌い？」
A「…………なんか微妙です。…………でも……私は外見で選びませんから」
「なんだよ……微妙って……でも すぐ伸びるから。」
A「えー ユンホさんだって……」
「何？ 俺が何？」
A「ユンホさんだって アメリカで私のショートを見て……何も言わなかったじゃないですか？おかしいって思ったでしょ？」
「えっ……そ そ そうだったかな？」
A「そうでした！私……微妙に落ち込みました。」
「ごめんね……俺は長い髪が好きなんだ。」
A「あっ！ そうでした。 そうでした。」
「何が？」
A「そうでしたよ。ユンホさんの元彼女達はみんなロングヘアーでした。ね？」
「A…………そういうの言わないでよ……」
A「あっ……すみません。嫌味じゃなくて……綺麗な方ばっかりだったっていう………ごめんなさい……」
俺はちょっと困ってしまった。
思わず ため息が出てしまい Aを抱きしめてた手を緩めてしまって……
Aも気まずかったのか 俺の腕の中から離れてしまった。
しまった！
また Aを捕まえるのは難しい……
A「私って……ダメですね…だから可愛げがないって……」
「………………」
A「……私……何か買ってきます。」
Aは 俺が止める間もなくカバンと部屋の鍵を持ってでて行った。
俺は慌てて Aを追いかけた。
Aはロビーでソファーに座ってた。
Aはボッーとしていて……
「A？ 部屋に帰ろう？」
Aは頷き 一緒に部屋に帰った。
A「ユンホさん シャワー浴びてください。」
俺はシャワーを終え ソファーに座るが あくびがでてくる。
軍生活は規則正しいから22時過ぎると眠くなってしまう。
そんな俺を見て
A「疲れてるんですね……ベッドで休んでください。」
「Aは？」
A「私もシャワーを浴びて寝ますから。」
「早くきてね。」
ベッドに入ると すぐに寝てしまった。
夜中だろうか？……
えっ？
Aがいない……
俺は飛び起きてベッドを見回すがAがいない。
あっ……
ソファーで眠ってる……
俺はAを抱き上げ ベッドに寝かせた。
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作者名：ここ
| 作成日時：2017年12月11日 0時
