ユノと私 10 (ページ14)

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Y祖父「お前……あんな風にいつもAを怒っておるのか？」

「……………………」

Y祖父「Aがよくお前に怒られるんだ……本当は私を好きじゃないと思うって言っておったが……Aがそんなことを言う気持ちもわかるなぁ……」

「………………俺は仲のいい奴らとはよくケンカもしたし……本音で付き合っていたから……Aにもそうしてたんだと思う。」

Y祖父「……でもな Aは女だからな。男同士にするような態度でいたら……その上他の女には優しいときたら Aは不安だろうし……自分の存在を疑問に思ってしまうんじゃないのか？…」

「アメリカでAと話し合った時に……Aが俺さえ良ければ俺とは身体のみの関係でもいいって言いだして……婚約者だけど俺がAの身体だけが良くて付き合ってると思ってたみたいで……俺は心がポッキリと折れたんです…………」

Y祖父「お前……好きな女にそんなことを言わせて…………」

「……………………」

Y祖父「Aは明後日アメリカに帰るから……今日明日の内にAとの関係を修復するんじゃ。わしの泣き落としも次は効かないぞ。今回しかないぞ。」

「はい。」

Y祖父「Aが待っておるから 2人でホテルで話してこい。わしがおると話しにくいこともあるじゃろう。……それに……それに……お前のあの声はもう聞きたくないし！」

「おおお祖父さん！何だよ！いい話だったのに！
俺のあの声って！」

Y祖父「もういいから早く行きなさい！」

「わかりました。」

俺はお祖父さんの部屋を出て Aの所に行き

「A？行こう？」

と言って 2人で全羅道の見合いをしたホテルに行った。

Aは始終黙ったままで顔色も悪いままだ。

Aにエレベーターの前で待つように言い俺が部屋を取りにカウンターに行った。

2泊でダブルをとった。

部屋に入ると

A「えっ？ツインじゃないんですか？部屋を変えてもらいましょう。」

部屋を出ようとするAにバックハグして首筋に何度もキスをした。

「この部屋でいいんだ。」

A「やややめてください。そういうことはやめてください。」

「やだ！」

Aは俺の手を解き俺の方に向き俺を鋭い目で見ながら言った。