ユノと私 6 (ページ29)

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「俺が次の日に父に電話したら父から怒られたから。」

CM「ヒョンお父さんに怒られたんですか？」

「みんながAは俺と結婚するって思ってたから…俺が思ってた以上に事態は深刻だったんだ。だから年末に短時間だったけど朝イチで日本に行って夕方に帰ってきたんだ。」

CM「Aと話したんですか？」

「あぁマンションを引き払って実家にいた。Aのお父さんと話して Aとも話したんだ。」

「やっぱり Aは俺の周りにいる女性のことが気になってたみたいで……でも自分が口を挟むことじゃないと……自分は俺の中で何番でもよかったって……多くを望まなければやっていけるって思ってたって……」

CM「悲し過ぎるでしょ！」

「でも帰りの車で俺が他の誰かと結婚してもいいのかって言ったから……俺がA以外と結婚することも考えてるって思ったみたいで……おまけにテギョンに俺といて幸せなのか？辛そうだ。って言われて自分の努力が足りないって答えたらしい。それで努力しないと付き合えない関係ってどんな関係だって言われて……耐えられなくなったんだ。」

CM「……だから言ったじゃないですか！抱え込む性格だから辛いと思うって。」

「……そうだな……頭ではわかっていても言葉や態度で表してなかったんだな。解放してほしいって言ってた……」

CM「……A」

「でも俺は別れない。婚約発表もする。兵役が終わったら迎えに行くって言った。チャンミンも気づいてるけどこれはエンゲージリングなんだ。俺のはAがはめたんだ。AのはAがもっている。はめてないけど……」

「Aからの連絡はないんだ。着信拒否は解除されてるけどAから連絡してくれるまで待つことにしたんだ。」

CM「……なんだかなぁ……なんとも言えないですよ。テギョンも悪気はなかったんですよ。Aを心配してこそだったのに……Aがしがみついてた縄を切っちゃった感じになったんですね……」

「テギョンは悪くないさ。でも Aとは運命か？って言うから思いっきり違うって言っといたよ。」

CM「…………」

俺はチャンミンに話して少し気が楽になったみたいだ。