ユノと私 3 (ページ49)

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49 忘れられたチャンミン再び 1 ページ49

今日はヒョンと別々の仕事だった。

ヒョンに電話するが電源がおちてる。
仕事が終わったら電話するって言ったのに…。

マネヒョンに電話してみる。

「ユノヒョンは仕事終わってます？」

マネ「おっとっくに終わってるぞ。」

「電話するって言ったのに電源が落ちてて連絡がとれないんです。」

マネ「聞いてないのか？」

「何を……？」

マネ「ユノは日本に行ったぞ。なんでも早くいきたいからって今日の夕方の便で行ったぞ。」

「……ユノヒョンめ！抜け駆けして……」

マネ「そうだチャンミン！お前知ってるのか？」

「何ですか？」

マネ「ユノの嫁のことだよ。」

「嫁！何で知ってるんですか！」

マネ「えっユノが言ったよ。結婚したい人がいるって。家族も認めるらしいじゃないか……。嫁だから早く結婚したいって……。」

「ユノヒョンが結婚したいって？………」

マネ「ああ。でも兵役があるからスケジュール的にも無理なんだ。そう言ったら婚約させろって……事務所は渋々OKしたよ。」

「婚約！いつするんですか？」

マネ「まだだ。これから話し合うんだ。……日本人だぞ！大丈夫かな？」

「人物的にはOKです。僕も会ってますから。」

マネ「そうか……。実家が関与しているから事務所も認めざるを得ないんだ。でどんな女だ？」

「美人です。ハーフみたいな顔立ちで……チャラさは全くないです。クールビューティー的です。」

マネ「そうか……。でどっちが熱が高いんだ？」

「そりゃユノヒョンですよ！マヌラ～マヌラ～って鼻の下を伸ばしてますから。デレデレ。」

マネ「あのユノがか？」

「はい。彼女はすごくモテるんです。最近も一悶着あって……あーだから早く結婚したくなったんだ。」

マネ「そんなにいい女なのか？」

「マネヒョン！色気ムンムンを期待してたら違いますよ。色気化粧っ気全くなしですから。なのに美人なんです。」

マネ「へー会ってみたいな。でもチャンミンお前がそんなに人を良く言うなんて……」

「だってユノヒョンが見合い相手じゃなきゃ僕が嫁にしたかったですから……」

マネ「…………」

「Aを嫁にしたい男は沢山いますから」

マネ「大丈夫か？」

「マネヒョンも会えばわかりますから！」

マネ「……わかったよ。じゃあ明日迎えに行くから。「

「はい」

マネヒョンとの電話を切った。

俺は何とも言えない敗北感を感じた。

もう僕にもキュヒョンにもチャンスはない……。