38 Y ページ38
Aがビクッとなった。
あーこういうのがAを萎縮させるんだ。
直さないと。
「俺はAといる時はチョン・ユンホだよ。確かに仕事は芸能で ハデな世界だ。でも 芸能人って言って欲しくない。前に 住む世界が違うって……そう思わないでほしい。」
A「…………」
「俺の今まで付き合った女性は みんな相手から言われて付き合ってたんだ。すぐに深い関係にもならなかったんだ。別れる時もあっさりしたもんだった。
仕事が仕事だから海外にもよく行くし 行ったら行ったで長いから 会えないことが理由のほとんど。俺も無難な付き合いだったから 何とも思わなかったんだよ。
でも Aは俺から好きって……見合いは関係ない。抱きたいって思うのもAなんだ。だから すぐに抱いたんだ。」
A「…………」
「……見合いもしたし 周りが賛成しているから もうAは俺の嫁だと思ってたから……つい厳しくしちゃって……身体のことも Aは初めてだから 俺のにも慣れてもらおうと思って……俺が我慢できないってのもあるんだけど……Aは俺の事をどう思ってる？ 夫って思ってる？」
A「……私はユンホさんが私を好きとか愛してるとか言ってくれたのが嬉しかった。……嫌われないようにしないとっていつも思ってて……でも 会うたびに何かしら怒られたり イライラされると 愛してるって言うのがホントかどうかわからなかったんです。でも 嫌われたくないって思って……
……ユンホさんの周りの女性はみんな綺麗で…ユンホさんといるとドラマのシーンのように……ユンホさんにはその様な方がいいと思えるんです。」
「その女性達にはAと同じ感情はないよ。チャンミンにも言われた。ヨナやユリにキスされて 隙がありすぎるって。でも俺はその気が全くないんだ。だから隙だらけらしいんだ。」
A「私はユンホさんを夫とはおこがましくて言えません。」
「じゃぁ 今から思ってよ。俺を夫って。」
A「えっ ……」
「A心配しなくていいよ。この前 Aが言ってた お見合いから止まってるのに身体の関係だけ進んでってのの意味がわかったから。もう 俺はその気だったから後のことは何にも考えてなかったんだ。ごめんね。」
俺はAの近くに行き Aを抱きしめた。
俺はAを抱き上げ ソファーに座り Aを膝に乗せた。
「A 結婚しよう。本当のマヌラになって。Aと一緒に子どもの運動会に行きたい。」
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作者名：ここ
| 作成日時：2017年3月2日 7時
