30 Y ページ30
俺は 普通に起きて 仕事をした。
仕事も卒なくこなした。
ただ 頭の中はAのことでいっぱいだった。
早くAに会いたい！
それだけ！
仕事も終わり空港に向かおうとすると チャンミンが車に乗り込んで
CM「ヒョン 僕も行きます。」
「なんで？」
CM「テギョンに話があります。」
「ふーん。」
CM「今日はヒョンのお爺さんのところに泊まらせてくださいね。」
「…………なんで？」
CM「なんでって 当たり前でしょ？かわいい弟なのに……ひどいです。」
「……まぁ いいけど……。ただし 夫婦の甘〜〜い時間は邪魔するなよ！」
CM「……なんですか？その夫婦の甘〜〜い時間って！気持ち悪い！」
「えっ！チャンミンわからないの？やだなぁー。まっ 独身者には毒だから……」
CM「独身者に毒って！……やる気マンマンじゃないですか。……もぅーその気持ち悪い笑い方もやめて下さい！」
あっという間に空港に着き 飛行機に乗り光州についた。
空港でお爺さんに電話する。
「ユンホです。Aはいますか？」
爺「ユンホヤ 遅いわ。もう2時間も前かな帰ったわ。」
「帰ったって……引き止めておいてって言ったのに！」
爺「Aは今日中に日本に帰える予定だったらしい。休みだったら引き止めたが明日から仕事があるんだと。」
「…………」
爺「Aとはうまくいってないのか？Aが今回の話は終わりにしたいと言っておったぞ。悲しそうだった。」
「Aがそんなこと言ったんですか？」
爺「まぁ 詳しい話はあとじゃ。」
俺は到着ロビーをでて すぐ 受付案内に走った。
次のソウル行きは1時間後。
きた飛行機で帰るって……。
チャンミンも驚きながら手続きした。
KTXで3時間半。
今から2時間前に家をでたとして……
俺がソウルにつくのは2時間半過ぎ……
Aが搭乗手続きして 中に入ってなければ 会えるか？
運しだい。
俺の殺気だつ雰囲気にチャンミンは何も話さない。
俺は考えた。
お爺さんが言ってたことを……。
今回の話を終わらせたいってどういうこと？
見合いの件を終わらせる？
俺と結婚しないってこと？
搭乗まで時間があるから 祖父に電話する。
「お爺さん 俺はこれからまたソウルにすぐ帰ります。Aに会いたいから。話を終わりにしたいってどういうことですか？」
俺は聞いた。
祖父は ゆっくり話だした。
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作者名：ここ
| 作成日時：2017年3月2日 7時
