ユノと私 3 (ページ27)

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私は目覚ましで起きた。
やっぱり目が腫れて最悪。

シャワーだ。

熱めの湯で顔を洗うようにマッサージした。
目の腫れがましになったがまだわかる。

薄っすらメイクするが隠せない。
そうだ！
芸能人の様にサングラスをしよう。

私はサングラスをかけチェックアウトをした。
インフォメーションで駅の行き方を聞きホテルを出ようとすると英語で話しかけられた。

テギョン君だった。
あっそう言えば昨日来るって言ってた様な……。

TG『おはようございます。どうしたんですか？朝からサングラスなんて？』

『……ちょっと芸能人の振りをしてみようかと…』

TG『じゃあ僕は芸能人だからかけなきゃ。』
と言ってサングラスをかけた。

なんだか早朝から怪しい人物みたいな……。

『テギョン君本当に大丈夫だから……』

TG『いいじゃないですか。僕もちょっとした旅行気分だから。』

『旅行気分って……日帰りですが。』

さすがのテギョン君も一瞬固まった。
TG『1泊とかできない？』

『明日から仕事入れてるから ………今日中に日本に帰らないといけないから。』

TG『……随分ハードですね？』

『私はバイト生活だし韓国に行くって急に決めたから……ちょっと余裕がなくて……』
恥ずかしいなぁ。
芸能人に生活苦を話しちゃったよ。

TG『……OK！では急ぎましょう。遠足気分で。』

テギョン君は私の手をとってドンドン歩いて行く。

ソウル駅でテギョン君が何やら韓国語で話し合っている。

私は日本でKTXの予約をしていたがテギョン君がチケットをだしてと言っている。

何やら一緒の席？にしようとしている。
なんとか往復で一緒の席？になったよう。

KTXに乗るとテギョンに引っ張られ個室に入った。

『私はここじゃないんだけど…』

TG『ここでOK。さっき交渉したので。だって僕ら芸能人だから！』
と言って笑っている。

私は笑えない。
お金をだそうとすると睨まれた。

TG『僕が勝手に付いてきたんだからいいの！』

『…………』

私はなんだか気が重い。
おまけに瞼も重い。

窓の景色を見ながらユンホさんの車で見た景色が見れるかな？って考えていたらいつの間にか寝てしまった。

………………………………

何かの拍子に目が覚めた。
テギョン君は軽食を買っていた。
食べたのかな今は寝ている。

ふと視界が明るい…………
サングラスがない。
目の前にある！
テギョン君だが外したのかなぁ？
あーあこの目見られたよ。