ユノと私２ (ページ30)

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私はノックをして控え室に入った。
中は騒がしく人も多かった。
ユンホさんを探してみる。

…いない。ホッとしたのと少しがっかりしたのと半々な気持ちだ。

1番奥に両親達がいた。
両親のとこに行こうとしたら誰かに腕をつかまれた。

チャンミンさんだった。
あの眼で私を睨んでる。

CM「お久しぶりです。ここに何のようですか？」

「私の両親がユンホさんの両親とここにいるので挨拶にきました。」

CM「そうなんですか。僕はてっきり今日のライブを見てまたヒョンに会いにきたと思いました。
ヒョンに振られたんですよね？
これ以上ヒョンの近くをウロウロしないでください。自分の行動をもっと考えるべきだ！
挨拶が終わったらさっさと帰ってください。」

チャンミンさんはまだ私を睨んでる。
仕方ないか。
これが最後だからチャンミンさんにも挨拶しとこうかな。

「はいわかりました。
チャンミンさんライブよかったです。red oceanもすごいですね。これからも頑張ってください。
では失礼します。」

その時ドアが開きドアが私にぶつかった。
結構な勢いでぶつかった。

さっきの女性だ。彼女からは私はドアに隠れて見えない。
チャンミンさんと話している。
韓国語だからわからない。

女性は奥の方に行った。

CM「ヒョンの彼女です！」

女子力の高い彼女をみて納得する。

やっぱりね。
お祖父さんの知り合いってことでユンホさんは私に優しくしてくれてただけなんだ。
私自惚れてた。

彼女から目が離せない。

ユンホさんが隣の部屋からスタッフと一緒に帰ってきた。

女性はいち早くユンホさんを見つけ
「ユノ～～会いたかった！来ちゃった！」
と言いながらユンホさんに駆け寄り抱きついて頬にキスしていた。

まるでドラマのワンシーンをみているようだ。
しばらくボッーと見ていたら

CM「わかったでしょ！早くでて行った方が無難ですよ。」

私は返事もせず両親達の方に向かった。
両親達は私と同じくユンホさんと彼女を見て固まっていた。
私はユンホさんの両親に挨拶した。

「お会いできて嬉しいです。疲れてませんか？
申し訳ないですが私はまだ仕事が残ってるので失礼します。また近い内にお祖父さんに会いに韓国に行きます。」

お辞儀をして立ち去ろとした時ユンホさんの両親から引き止められた。
ユンホさんのお父さんが大きな声でユンホさんを呼んだ。

ユンホさんは彼女のルージュをつけたままこっちを見た。